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冬のオフィスは乾燥・ウイルス対策が必須!今から実践したい有効な対策3選

今回のコラムについて

冬のオフィスは、エアコンの影響やオフィスビル特有の構造により、乾燥しやすく、感染症のリスクも高まりやすい環境です。デスク配置を見直したり、空気の循環を踏まえたパーテーションや家具の見直しを行ったりして、冬の乾燥・ウイルスに負けない職場づくりを目指しましょう。

冬は空気の乾燥や感染症の流行により、健康を害しやすい時季です。
労働安全衛生法では、快適な職場環境を通じて労働者の安全や健康を確保することを義務付けています。[注1]

冬場はしっかり、乾燥・ウイルス対策を行い、社員全員が健やかに過ごせる環境を整えましょう。

そこで今回は、冬のオフィスで乾燥・ウイルス対策が必要な理由を解説するとともに、今から実践したい効果的な対策をまとめました。

[注1]e-Gov法令検索「労働安全衛生法」

 

INDEX


1.冬のオフィスで乾燥対策・ウイルス対策が必要な理由

2.冬のオフィスが乾燥しやすい理由

3.冬のオフィスで実践したい乾燥・ウイルス対策

4.まとめ

 

1.冬のオフィスで乾燥対策・ウイルス対策が必要な理由


冬のオフィスで乾燥対策やウイルス対策が必要とされる理由は、大きく分けて2つあります。

 

感染リスクの上昇

空気の乾燥と感染リスクには密接な関係があるといわれています。
通常、鼻や口から侵入したウイルスは、粘液や線毛の働きによって体外に運ばれ、排除されます。

ところが、鼻や喉が乾燥すると粘液が減少したり、線毛運動が低下したりして、異物を排除する力が弱まります。
その結果、細菌やウイルスが侵入しやすい状態になります。

オフィス内で感染症が流行すると、社員の早退や欠勤が相次ぎ、業務に大きな支障を来す可能性があるでしょう。

 

ドライアイや肌トラブルの増加

空気が乾燥していると、目や皮膚の潤いも不足しやすくなるため、ドライアイや肌トラブルに悩まされることがあります。

オフィスワーカーは、パソコンを長時間見つめるため、元々ドライアイになりやすいといわれています。
冬場は空気の乾燥も重なり、目に不調を訴える人が増える傾向にあります。

ドライアイになると、パソコンの画面が見えにくい、目が重い、ゴロゴロするといった症状が生じやすくなり、仕事の効率が落ちるケースも少なくありません。
これは肌トラブルも同様で、かゆみや痛みがひどくなるとストレスを覚え、仕事に集中できなくなる可能性があります。

 

2.冬のオフィスが乾燥しやすい理由


冬は全国的に空気が乾燥する時季ですが、中でもオフィスは、以下のような理由から空気が乾きやすい傾向にあります。

 

エアコンの影響

エアコンを暖房として使用すると、空気が温まり、飽和水蒸気量(空気を含むことのできる水分量)が増加します。
しかし、空気中の水分量そのものは変わらないため、エアコンを長時間稼働させていると次第に湿度が下がり、空気の乾燥が進んでしまいます。

この問題は、空気の水分量を増やす対策を行わなければ解決できないでしょう。

 

オフィスビルの構造

オフィスビルの多くは空調効率を上げるために、気密性の高い造りになっています。
特に、高層階にあるオフィスは窓の開閉が不可能になっているケースが多く、換気による湿度調整が困難です。

前述したエアコンによる乾燥は、オフィスビルならではの構造も要因の一つであると考えられるでしょう。

 

3.冬のオフィスで実践したい乾燥・ウイルス対策


ここからは、冬のオフィスにおける乾燥やウイルスへの有効な対策を3つご紹介します。

 

デスクの配置を見直す

日本のオフィスで以前から採用されてきた島型のデスク配置は、社員同士が向かい合うため、咳やくしゃみなどによる飛沫感染が起こりやすい傾向にあります。
また、通路の数が少なくなりやすく、空気が滞留して換気効率も低下しがちです。

このような問題を解決するために、まずはデスクの配置から見直してみましょう。
例えば、同じ方向にデスクを配置する並列型や、デスクを壁際に向けて背中合わせに配置する背面型を採用すれば、社員同士が向かい合わせにならずに済みます。

また、並列型ならデスクの前後、背面型ならデスクの後ろにそれぞれ通路を設けるスタイルになるため、空気が循環しやすいというメリットもあります。

ただし、いずれの配置も島型に比べて広いスペースが必要なため、オフィスの面積によってはレイアウトの変更が難しい場合があります。
もしリモートワークと出社を両立させたハイブリッドワークを導入している場合は、固定席を設けないフリーアドレス制にするのも良いでしょう。

さらに、デスク配置を考える際は、エアコン風の直撃をできるだけ避けるレイアウトにすることも大切です。
エアコン自体の風向きを調整するとともに、風の通り道上になるべくデスクを配置しないよう配慮しましょう。

「オフィスが狭く、レイアウト変更に限界がある」という場合は、オフィスレイアウトのプロに相談し、自社の課題を踏まえてデスク配置を検討することをおすすめします。

 

パーテーションや大型家具の見直し

背の高いパーテーションやキャビネットなどを配置していると、空気の流れが遮られがちです。

「席によって温度差が大きい」という場合は空気が滞留している恐れがあるため、パーテーションや大型家具を背の低いものに交換することを検討してみましょう。

あわせて、パーテーションや家具の配置自体を見直してみるのもおすすめです。
通気性を確保しながら、パーテーションや家具でオフィス内をゾーニングすれば、エリアごとの暖房効率が高まります。
暖房効率が高くなれば、エアコンの設定温度をむやみに上げる必要がなくなり、乾燥対策になるとともに節電にもなって一石二鳥です。

パーテーションにはさまざまな種類がありますが、キャスター付きの可動タイプを選べば設置も移動も簡単に行えるでしょう。
また、床置きタイプだけでなく卓上タイプもあるため、隣席との境に設置してウイルス対策に活用しても良いでしょう。

 

加湿器や観葉植物の設置

オフィスの乾燥がひどい場合は、加湿器の新設や買い増しを検討してみましょう。
事務所衛生基準規則では、空調設備を設けている場合、オフィス内の相対湿度を40%以上70%以下になるよう努めなければならないと定めています。[注2]

オフィス内の湿度が上記の基準を下回っている場合、加湿不足の可能性が高いと考えられます。
なお、加湿器を選ぶ際はエリアの面積に合わせて選ぶことが重要です。面積が広いほど大容量の加湿器が必要になるため、エリアごとにどのくらいの容量の加湿器が必要なのか、きちんと確認しましょう。

また、加湿器の設置とあわせて観葉植物を設置してみるのも一つの方法です。
植物には根から吸い上げた水を葉から放出する蒸散作用があり、天然の加湿器とされています。

その上、観葉植物にはストレスを和らげるリラックス効果もあるといわれています。
ストレスの低下は作業効率の改善や睡眠の質の向上にもつながるとされているため、乾燥対策以外のメリットも期待できるでしょう。

[注2]e-Gov法令検索「事務所衛生基準規則」

 

4.まとめ:冬に向けてオフィスの乾燥・ウイルス対策を整えよう


冬は空気が乾燥しやすく、ウイルスや細菌なども蔓延しやすい時季です。

オフィス内が乾燥すると目や鼻、喉などの不調が起こりやすくなる他、免疫が落ちてウイルス性の感染症にかかるリスクも高まる傾向にあります。

企業側には、社員が健康かつ快適に働ける環境を整える義務があるため、本格的な冬が訪れる前に、デスク配置の見直しやパーテーションの活用、加湿器や観葉植物の利用などの対策を検討しましょう。

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