
小規模オフィスは面積が小さいため「圧迫感がある」「収納が足りない」といった悩みを抱えている経営者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、面積を変えなくても工夫次第でオフィスを広く、おしゃれに見せることは十分可能です。
そこで今回は、狭いオフィス空間を広く見せるデザインやレイアウトのコツ、オフィス家具選びのポイント、プロに依頼する場合に意識したい点をまとめました。
INDEX
1.小規模オフィス空間を広く見せる内装デザイン術
2.狭い空間を生かすオフィスレイアウトのコツ
3.小規模オフィスに適した家具選びのポイント
4.小規模オフィスのレイアウト変更における注意点
5.まとめ
1.小規模オフィス空間を広く見せる内装デザイン術
内装デザインに工夫を取り入れれば、面積はそのままに、小規模オフィス空間を広々と見せられます。
ここでは、空間を広く見せるための内装デザイン術を3つご紹介します。
膨張色を上手に取り入れる
膨張色とは、実物よりも大きく見せる効果のある色のことです。
色は明度が高いものほど膨張して見えやすくなるため、明度が高い白色を筆頭に、黄色や明るめの赤色、オレンジ色といった暖色系を取り入れれば、空間を広く見せられます。
なお、青や緑といった寒色系でも、水色やライトグリーンといった明度の高い色であれば膨張色になります。
具体的にどのような配色にするかは好みや企業イメージなどによって異なりますが、床や天井、壁など空間の基礎になるベースカラーに膨張色を採用しつつ、空間イメージを印象付けるメインカラーや、差し色となるアクセントカラーで企業色を出していくと良いでしょう。
ローパーテーションを活用する
適切なゾーニングと空間の開放感を両立したいのなら、背の低いローパーテーションを活用しましょう。
壁や背の高いハイパーテーションに比べると遮蔽性はやや低くなりますが、見通しが良くなる分、空間の圧迫感を軽減できます。
なお、可動式のパーテーションを選べば簡単にレイアウトを変えられます。
会議や来客対応など、各々のシーンに応じてレイアウトを変更すれば、限られたスペースを有効活用できるでしょう。
「オープンな会議室を設置したいけれど、周囲に音漏れするのは避けたい」という場合は、ガラス製のハイパーテーションを設置するのもおすすめです。
間接照明を取り入れる
天井や壁に光を反射させる間接照明を用いるのも有効な手段の一つです。
間接照明で光を空間全体に均等に広がるようにすれば、壁や天井の境界線が曖昧になり、オフィスを視覚的に広く見せられます。
間接照明はおしゃれな空間を演出する手段にもなるため、スタイリッシュなオフィスを目指している方にとっては一石二鳥の効果を期待できるでしょう。
2.狭い空間を生かすオフィスレイアウトのコツ
レイアウトを変更して動線やスペースの使い方を見直せば、小規模オフィスでもゆとりのあるすっきりとした空間を作り上げられます。
ここでは、狭い空間を最大限に生かせるオフィスレイアウトのコツをまとめました。
スムーズな動線を意識する
従業員や来客がスムーズに移動できるよう意識した動線を取り入れれば、人同士のすれ違いが減り、狭さや圧迫感を覚えにくくなります。
具体的には、従業員動線と来客動線は交差しないようにする、OA機器は一か所にまとめるなど。
また、人が頻繁に行き来する通路の幅は広めに取り、それ以外の場所は心持ち狭くするなど、メリハリのある動線にするのも有効です。
スペースの兼用を検討する
一つのスペースを用途やシーンに応じて使い分ければ、限られた空間を無駄なく活用できます。
例えば、会議室と応接室を兼用する、多目的スペースを設けてミーティングやリフレッシュスペースとして活用するなど。
持ち運びやすいデスクやチェア、可動式のパーテーションなどを利用すれば、短時間で用途に応じた空間に切り替えやすいでしょう。
デッドスペースを活用する
収納が足りないと感じているのなら、デッドスペースの活用方法を見直してみましょう。
例えば、壁面に収納棚を取り付ける、柱にホワイトボードを設置するなど。
床置き型のキャビネットの中身を壁面収納などに移し替えれば、床面が広がってゆとりのある空間を作れるでしょう。
3.小規模オフィスに適した家具選びのポイント
小規模オフィスの弱点を解消するには、オフィス家具の選び方にもコツが必要です。
ここでは、小規模オフィスに適した家具選びのポイントを2つご紹介します。
コンパクトな家具を選ぶ
小規模オフィスはスペースが限られているため、サイズの大きな家具を選ぶと、それだけで圧迫感が増します。
業務や作業の内容に配慮しつつ、家具のサイズは必要最小限のコンパクトなものでそろえることを意識してみましょう。
なお、収納家具に関しては幅や奥行きだけでなく、高さの低いものを選ぶと空間の圧迫感を抑えられます。
また、家具の数そのものを少なくするのも有効な方法です。
例えば、ミーティングスペースでは、あえてチェアを設けず、背の高いテーブルのみを設置して立ったまま話し合えるようにすれば、省スペース化を図れます。
明るめの色で統一する
壁面や天井などと同じく、オフィス家具も明るめの色で統一すると空間を広く見せられます。
白やベージュ、ペールグレーなどの色味であれば、オフィス空間全体のベースカラーとも合わせやすいでしょう。
ただ広さを演出するだけでなく、リラックスや癒しを演出して窮屈感を軽減したいのなら、木目調の家具を選ぶのもおすすめです。
4.小規模オフィスのレイアウト変更における注意点
小規模オフィスのレイアウト変更や改装を行う際は、以下の点に注意しましょう。
従業員の要望をヒアリングする
オフィスレイアウトを変更する場合は、現場で働く従業員の意見や要望を丁寧にヒアリングすることが大切です。
トップだけで設計やレイアウトを決めると、良かれと思って実施したことがかえって快適性や利便性を低下させ、現場から不満が噴出する原因になることも考えられます。
オフィス改装の計画を進める前に、社内向けのアンケートを実施し、現在のオフィスが抱えている問題や課題を洗い出すことからはじめると良いでしょう。
従業員の増加も考慮する
オフィスレイアウトを決める際、現在の従業員数に合わせてぎりぎりのスペースで設計すると、将来的に従業員が増えたときに窮屈になる恐れがあります。
事務所衛生基準規則第2条では、従業員1人につき床面積×高さを10立方メートル以上(約1.4坪)確保することが義務付けられていますが、快適性や業務効率化を考慮すると、1人につき約2~4坪の面積を確保するのが理想です。[注1]
今後従業員を増やす予定がゼロではないのなら、ややゆとりを持たせたレイアウトにすることを意識しましょう。
[注1]:e-Gov法令検索 「事務所衛生基準規則」
https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000043/20220401_504M60000100029#Mp-Ch_2
5.まとめ:小規模オフィスは工夫次第でおしゃれ&広い空間に変えられる
小規模オフィスは面積が限られているため、窮屈さや収納不足などの問題に直面しやすいですが、レイアウトや家具選びなどを工夫すれば、おしゃれでゆとりのある空間に変化させられます。
例えば、壁や天井、床の配色を膨張色メインにする、スムーズな動線を意識する、コンパクトな家具を選ぶといったアイデアを取り入れれば、オフィス面積を変えなくてもゆとりのある空間を演出できるでしょう。
「どこをどのように変更すれば良いか分からない」「従業員の意見を取り入れると予算がオーバーする」といった悩みがある場合は、プロに相談して適切な改装プランを提案してもらってはいかがでしょうか。
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