ご要望
・海外出張が多いグループ会社の社員が集まれる多目的スペースが欲しい。
・打合せスペースとしてだけではなく、朝夕にはキッチンで調理をした料理を社員やご招待したお客様と
楽しめるスペースが欲しい。
・社内イベントでパーティーをしたり、家のように長居したくなる寛げるラウンジ空間をつくりたい。

ご提案
スケルトンからのプランニングで、長屋の様な間取りを生かして奥にプライベート空間が広がるレイアウトにしました。
内装のポイントは、シンプルな空間のため素材にこだわり、スペインの石材やイタリアの照明などで空間を演出しました。
薄暗い入口を進んで行くと見えるトイレのサインは影絵で遊び心を取り入れました。
特殊なピンスポットライトを使用し、光の角度・距離を工夫しトイレのピクトサインを表現しました。
奥に広がるカウンターキッチンが空間の主役となります。
お客様の一番のこだわりがこの空間の見え方でした。
狭く薄暗い入口から奥に進むにつれて広がる空間のギャップがダイナミックな印象を与え、社員様やお客様の心弾ませる空間となりました。
壁面の施工では重量200Kgほどになる石材を選定。
既存壁がＧＬ工法(※)で強度が無い為、改めて鉄骨で下地を組むことで補強しました。
入口付近の天井にはルーバーやライティングレールを採用しました。
配置や見え方等、難しい部分も現場の状況に合わせて施工しました。

※ＧＬ工法・・・コンクリートの壁面にＧＬボンドという接着剤を使用してボードを張る工法。