オフィスのレイアウトやデザインは、仕事の生産性や従業員のモチベーション、そして日々の快適性に関わる重要なポイントです。
より働きやすいオフィスにリニューアルしたいのなら、コンセプトの決定やゾーニングなど、さまざまなポイントを押さえて設計することが大切です。
そこで本記事では、オフィスリニューアルで押さえておきたい内装工事のポイントや、働きやすさを高めるオフィスデザインの事例、オフィスリニューアルを成功させるための内装工事の進め方について解説します。
オフィスリニューアルが初めてでレイアウトや設計に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
INDEX
1.オフィスリニューアルの前に知っておきたい内装工事の基本ポイント
2.働きやすさを実現するオフィスリニューアル内装工事の事例5選
3.まとめ
1.オフィスリニューアルの前に知っておきたい内装工事の基本ポイント
働きやすいオフィスを実現するために、あらかじめ押さえておきたい内装工事の基本を4つのポイントに分けて解説します。
・コンセプトや目的を明確にする
まずは、どのようなオフィスを目指しているのか、オフィスリニューアルによってどのような効果を期待しているのか、といったコンセプトや目的を明確にするところから始めましょう。
例えば、「業務効率を高めたい」「社内コミュニケーションを活性化させたい」など、具体的な目標を挙げると良いでしょう。
現在抱えている自社の課題を洗い出していけば、自ずと目指すべきオフィスの在り方が見えてきます。
ただし、全ての課題を一度のリニューアルで解決するのは簡単なことではありません。
予算の問題もあるため、課題が複数ある場合は優先順位を付け、「ここだけは譲れない」という要素を基にコンセプトやテーマを決めていくと良いでしょう。
・働きやすさを重視したゾーニング、動線を考える
オフィスにおけるゾーニングとは、用途や機能別にオフィスを区分けすることです。
適切なゾーニングを行えば、従業員の動線がスムーズになり、余計な移動や手間を省くことが可能になります。
具体的には、従業員がよく利用するスペースや連携の頻度が高いスペース同士は距離を短くする、従業員と来訪者の動線が交錯しないようにするなどです。
オフィスの動線やゾーニングに関しては、従業員から聞き取り調査やアンケート調査などを実施し、現場のリアルな声を反映させることが大切です。
・カラー選びにこだわる
従業員のモチベーションアップや、企業イメージの向上を狙うのなら、オフィスの床や天井、壁、オフィス家具などのカラー選びにこだわりましょう。
カラーはスペースの目的や用途に合わせて取り入れるのが一般的です。
例えば、執務スペースは集中力を高めるブルー系、リフレッシュスペースは癒し効果のあるグリーン系で統一すると良いでしょう。
他には、コーポレートカラーでまとめるという方法もあります。
企業のロゴに採用されているカラーや、企業理念をイメージできるカラーをメインに取り入れれば、従業員エンゲージメントの向上や社外へのブランドアピールにつながるでしょう。
・必要な収納の確保
オフィスでは多くの物を使用するため、必要十分な収納を確保することが重要です。
会社の備品や従業員の私物などがあちこちに散らばっていると業務効率が低下するのはもちろん、盗難や紛失といったセキュリティリスクが高くなったり、オフィスの美観を損ねたりする原因となります。
どのくらいの収納が必要なのかは、今のオフィスの収納量の過不足を基準にすると、必要な収納量を把握しやすくなるでしょう。
なお、オフィスリニューアルと同時にペーパーレス化を進めれば省スペース化につながります。
「収納が足りない」「収納スペースがオフィスを圧迫して思ったようなレイアウトにならない」と感じた場合は、リニューアルと並行してペーパーレス化も検討してみましょう。
2.働きやすさを実現するオフィスリニューアル内装工事の事例5選
働きやすさや労働生産性の向上を実現するオフィスリニューアル内装工事の事例を5つご紹介します。
レイアウトやデザインに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
・社内コミュニケーション活性化を促すオフィスリニューアル
従来のオフィスは部署や部門ごとにフロアやデスクの島が分かれているケースが多く、「他の部署やチームの人が何をしているのか分からない」という課題を抱えがちでした。
そのようなときは部署や部門の垣根を越えたオープンなオフィスにリニューアルするのも一つの方法です。
分断していたフロアを一つにまとめ、フリーアドレス制のデスクレイアウトを採用すれば、部署や部門にかかわらずさまざまな人とコミュニケーションを取りやすくなります。
また、オフィスの一角にリフレッシュスペースを設けたり、気軽に使えるミーティングスペースを設置したりすれば、社内全体の交流がさらに深まるでしょう。
一方で、執務に集中したい人向けにソロワークのエリアを設けると、ニーズや業務の内容に合わせた働き方を実現できます。
・従業員満足度を高めるオフィスリニューアル
従業員満足度やエンゲージメントの向上を目的とする場合は、リフレッシュスペースの設置やカラーコーディネートの工夫などを主軸としたオフィスリニューアルがおすすめです。
リフレッシュスペースは執務室のすぐそばに配置し、疲れたときにすぐ休憩できるようレイアウトしましょう。
また、リフレッシュスペースは淡いグリーンカラーで統一したり、観葉植物などを設置したりすると癒し効果がアップします。
従業員がリラックスしたり、他の従業員とコミュニケーションを取ったりするためのテーブルやイスなどは、ぬくもりを感じさせる木材を採用してもよいかもしれません。
・ハイブリッドワークに対応したオフィスリニューアル
働き方改革や新型コロナの影響により、近年ではオフィスワークと在宅でのテレワークを組み合わせたハイブリッドワークを導入する企業が増えています。
ハイブリッドワークでは従来のように部署や部門で働く場所を分けるスタイルではなく、個々の従業員の働き方に応じたスペースを設けるワークスタイルが主流です。
具体的には、オフィスをワークスペース、リラックススペース、コミュニケーションスペース、集中ワークスペースなどに区分し、全ての従業員が各々のニーズや目的に合わせて自由に働ける空間作りを目指します。
例えば、ワークスペースはフリーアドレス制にする一方、集中ワークスペースでは防音や目隠し機能に長けたプライベートブースを設けるなど。
また、テレワークを行っている従業員とスムーズにコミュニケーションを取れるよう、Web会議用のブースを設置するのもおすすめです。
・社内外の人と協働・協創できるオフィスリニューアル
パートナー企業と協働・協創することが多い場合や、他社企業との出会いを求める場合は、社外の人間とも気軽にコミュニケーションを取れるオフィスリニューアルを目指してみましょう。
例えば、オープンスペースに大型のモニターやホワイトボードなどを設置すれば、ディスカッションや打ち合わせをしやすい空間を演出できるでしょう。
オープンスペースに導入するテーブルやイスは、軽量なものや折り畳み可能なもの、キャスター付きのものなどを選ぶことで、用途や利用人数に応じたレイアウトに変更できます。
企業によってはオープンスペースをコワーキングスペースとして開放しているケースもあり、社外の人間とのコミュニケーションや出会いのきっかけの場として活用されています。
・ブランドイメージをアピールするオフィスリニューアル
従業員エンゲージメントやブランディングの強化を狙うのなら、カラーコーディネートにこだわってみましょう。
例えばコーポレートカラーがイエローの場合は、社外の人が多く利用するエントランスやロビーのソファやテーブルなどを黄色で統一するなどがおすすめです。
コーポレートカラーが赤などの鮮やかな色の場合は、全面に取り入れると派手な印象になってしまう恐れがあるため、壁の一部にアクセントカラーとして使うなど、デザインに工夫を凝らしてみましょう。
3.まとめ:オフィスリニューアルで働きやすい職場を目指そう
オフィスをリニューアルすると、業務効率化や従業員のモチベーションアップ、ブランドイメージのアピールなど、さまざまなメリットを期待できます。
オフィスのレイアウトやデザインのパターンは多数あるので、まずはコンセプトや目的を明確にし、自社の望むオフィスリニューアルのイメージを固めるところから始めましょう。
働きやすさを追求するのならゾーニングや動線、カラーコーディネート、必要な収納の確保などにこだわる必要がありますが、予算との兼ね合いもあるので、オフィスリニューアルに特化した内装工事業者と相談しながら計画を進めていくことをおすすめします。
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