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2025/12/08コラム

オフィス内装工事はどのくらいの期間が必要?工程ごとの目安と予定通りに進めるコツを解説

移転やリニューアルのためにオフィス内装工事を検討している方にとって、具体的な施工期間は気になるところでしょう。

大まかな工期を把握した上でスケジュールを組まないと、予定していた移転日やリニューアル日を超過してしまう可能性があります。

場合によっては業務に支障が出る可能性もあるため、オフィス内装工事の大まかな施工期間を事前に把握しておきましょう。

本記事では、オフィス内装工事にかかる期間や、予定通りに工事を進めるためのコツをご紹介します。

 

INDEX


1.オフィス内装工事の期間の目安

2.オフィス内装工事の内容と工程別の期間

3.オフィス内装工事を予定通りに進めるためのコツ

4.まとめ

 

1.オフィス内装工事の期間の目安


オフィス内装工事にかかる期間は、工事の内容や選ぶ物件の種類によって大きく異なります。

例えば既存オフィスのレイアウト変更や部分的な改装の場合は、一週間以内で済むケースがほとんどです。

一方、フロア全体を改修したり、オフィスを移転したりする場合は大がかりな工事となるため、工事が数週間~数か月にわたることもあります。

特にオフィス移転の場合、移転先の物件の選び方によって工期が左右されます。

前の入居者が利用していた内装や設備、什器などをそのまま再利用する居抜き物件の場合、内装工事は必要最小限で済むため、1か月以内で済む場合が多いでしょう。

一方、壁や梁、柱といった構造躯体のみを残したスケルトン物件の場合、一から内装工事を行う必要があるため、1か月~3か月ほどかかるケースが多いようです。

そのため、オフィス内装工事の計画を立てる際は、工事の内容や目的、選定する物件などの条件を踏まえて工事期間を考える必要があります。

以下ではオフィス内装工事の期間の目安をケース別にまとめました。

 

工事内容または物件 施工期間の目安
レイアウト変更 1日~3日程度
部分改装 3日~7日程度
フロア全体改修 3週間~2か月程度
オフィス移転(居抜き) 2週間~1か月程度
オフィス移転(スケルトン) 1か月~3か月程度

なお、上記はオフィス内装工事における施工期間の目安です。

実際には、着工するまでにオフィス内装工事のコンセプト決定や物件および施工業者の選定、設計・レイアウトの作成などさまざまな下準備を行う必要があります。

そのため、オフィス内装工事全体の計画を立てる際は、準備期間と工事期間の両方を踏まえてスケジュールを組むようにしましょう。

 

2.オフィス内装工事の内容と工程別の期間


オフィス内装工事の内容や工程ごとにかかる期間はさまざまですが、以下では一例として、スケルトン物件におけるオフィス内装工事を、1か月で行った場合の施工内容と工程別の目安期間をまとめました。

なお、内装工事は1箇所ずつ行うものではなく、複数の工事を並行して行います。

例えば床の張り替え工事や空調設備工事、防災設備工事などは同時に行うケースが多くなっています。

そのため、各工程の期間を単純に合計したものが、全体の施工期間になるわけではない点に注意しましょう。

 

・建築工事

建築工事とは、壁や床、天井の張替えや、間仕切り壁・パーテーションの設置など、空間を作り上げるために実施する工事のことです。

上記の他に、窓・扉の取付工事、オーダーメイドした造作家具・造作建具の作成なども含まれます。

かなり大がかりな作業である上、ビルによっては騒音を伴う工事を土日や夜間に限定している場合が多いことから、オフィス移転の場合は2週間~1か月程度かかると見ておいた方が良いでしょう。

なお、建築工事は基礎の部分の施工に当たるため、工事がある程度進まないと他の部分に着工できません。

照明の撤去や移設工事などは並行して行うことができますが、その他の工事は建築工事が半ばまで進んでから着工することになります。

 

・照明・電気設備工事

オフィスの照明・電気設備工事は、大きく分けて以下4つに区分されます。

・幹線工事:大元になる電気配線の敷設や改修、延伸を目的とした工事

・コンセント工事:コンセントの新設・増設・移設を目的とした工事

・電灯工事:照明設備の設置・交換・撤去を目的とした工事

・通信回線工事(弱電工事):通信回線の引き込み、屋内での配線敷設、モデム設置などに伴う工事

電気の配線は床や壁、間仕切り壁などに這わせる形で行うため、他の工事の進捗を踏まえてスケジュールを組む必要があります。

例えば、床下や壁裏に配線を通したい場合、床や壁を作る前に先行配線を済ませておかなければなりません。

どこに配線を通すかはオフィスごとに異なるため、設計・レイアウトによって照明・電気設備工事のタイミングに差が出ます。

なお、工事期間は先行配線と配線調整、立ち上げを合わせると1週間~2週間程度です。

 

・衛生設備工事

衛生設備工事とは、主に水回り設備の設置・改修を目的とした工事のことです。

具体的には、トイレや洗面台、給湯設備などの設置・改修工事などを指します。

スケルトン物件の場合、一からの取り付けとなるため1日~2週間程度の期間を要します。

 

・空調設備工事

空調設備工事とは、エアコンや換気設備、ダクトなどの整備を目的とした工事です。

スケルトン物件へのオフィス移転の場合、空調設備を新設する必要があるため、1日~1週間程度の期間がかかります。

空調設備工事は騒音や振動を伴うことが多いため、作業内容によっては土日や夜間作業になる場合もあります。

 

・防災設備工事

防災工事とは、火災や地震などの災害が発生したときの被害を最小限に食い止めることを目的に行われる工事です。

具体的には、消化器の設置やスプリンクラー、火災報知器、誘導灯の取付工事などを指します。

これらの設備は、オフィスの規模によっては消防法によって設置が義務づけられている場合もあります。

また、設置するものが多いほど工期が長くなる可能性が高くなるため、注意が必要です。

スケルトン物件へのオフィス移転では1日~1週間ほどかかる場合があります。

 

・セキュリティ工事

セキュリティ工事とは、防犯目的で行う工事全般のことです。

例えば、ドアに電気錠や電子錠を取り付けたり、フリーアドレス制の導入に伴って従業員の私物を管理する収納を確保したりするケースを指します。

セキュリティ工事は先行配線と機器の設置・動作確認が主となるため、多くの場合は1日~3日程度で完了します。

 

3.オフィス内装工事を予定通りに進めるためのコツ


オフィス内装工事で遅延が発生すると、業務に支障を来したり、仮オフィスの利用期間が延びたりする原因となります。

工事をできるだけ予定通りに進めるためには、以下のような準備を徹底しておきましょう。

 

・事前の準備を徹底する

着工後にレイアウトや仕様を変更すると、部材の手配や追加工事などが発生し、工期が延びる原因となります。

途中で変更を指示しなくても済むように、仕様や設備、レイアウトなどの計画は着工前にしっかり詰めておきましょう。

工事に関して不明点や疑問点がある場合は、早い段階で内装工事業者に相談しておくことをおすすめします。

 

・余裕を持ったスケジュールを立てる

しっかり準備したつもりでも、施工中に思わぬトラブルが発生したり、急な仕様変更が必要になったりするリスクはゼロではありません。

ギリギリの計画を立てると、万が一のトラブルやアクシデントに対応できず、予定日を超過してしまう可能性があります。

その場合、業務に支障が生じたり、思わぬ出費を強いられたりする恐れがあるので、あらかじめ余裕を持ったスケジュールを立てたり、予備日程を設けておいたりすることが大切です。

 

・実績のある内装工事業者に依頼する

工期を短縮するには複数の工事を並行して行う必要がありますが、現場管理や施工計画に不備があると工事の質が下がる原因となります。

例え計画通りに進んだとしても、施工の質に問題があると後に不具合が発生し、追加で工事が必要になるケースも少なくありません。

内装工事の実績が豊富な業者に依頼すれば、丁寧でありながら迅速な作業を行ってくれるため、遅延のリスクを最小限に抑えられるでしょう。

業者の実績や施工事例はWebサイトなどに掲載されているので、業者を選ぶ際は忘れずにチェックしましょう。

 

4.まとめ:オフィス内装工事の期間を把握した上でスケジュールを立てよう


オフィス内装工事にかかる期間は、簡単なレイアウト変更なら1日~3日程度、大がかりなオフィス移転の場合は1か月~3か月程度かかるといわれています。

ただし、工期は工事の内容や移転先の物件などの条件によって左右されるため、内装工事業者と相談しながら余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。

工期の遅れを防ぐためには、事前準備を徹底し、実績のある内装工事業者と相談しながら設計やレイアウト、スケジュール作成を進めていくことをおすすめします。

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