シンプルなオフィスは一見すると清潔で合理的に見えますが、あまりにシンプルすぎるオフィスでは、従業員や企業にデメリットをもたらすこともあります。
一方、適度な装飾を施したオフィスでは、従業員の生産性やモチベーション、企業イメージの向上が期待できるでしょう。
本記事では、シンプルすぎるオフィスが招くデメリットと、適度な装飾によるメリット、実際に装飾を施す際のポイントを解説します。
INDEX
1.シンプルすぎるオフィスの3つのデメリット
2.適度な装飾がもたらす4つのメリット
3.適度な装飾をオフィスに取り入れるポイント
4.まとめ
1.シンプルすぎるオフィスの3つのデメリット
シンプルすぎるオフィスは、従業員にも企業にもマイナスの効果をもたらします。
装飾が施されていないことで懸念されるデメリットを確認してみましょう。
・生産性とモチベーションの低下を招く
シンプルすぎるオフィスは、視覚的な刺激が少なくなり、従業員の生産性やモチベーションを低下させる可能性があります。
とはいえ、乱雑すぎる空間でも気が散りやすくなり、集中力が削がれやすくなるといわれています。
従業員の生産性・モチベーションを保つためには、程よく整頓されたオフィスが好ましいでしょう。
・従業員のストレスが増加する
シンプルすぎるオフィスは、従業員のストレスを増加させる原因にもなります。
単調で無機質な空間は、退屈さだけでなく、冷たさや孤独感も感じさせることがあります。
特に仕切りのない広いスペースでは、プライベートが確保できないことも相まって、ストレスを感じやすくなるでしょう。
また、無機質な空間では、心が冷えてしまい、健康が妨げられてしまう可能性もあります。
長時間オフィスで過ごす場合、このような精神的な負担が大きくなってしまうため、従業員の心身を健康に保つためには、適度な装飾が必要といえます。
・企業ブランディング、採用活動に悪影響が及ぶ
企業ブランディングや採用活動において、ネガティブな印象を与える可能性があるのも、シンプルすぎるオフィスのデメリットの一つです。
先述のとおり、単調で無機質なオフィスは冷たい印象を与えるため、来訪者や求職者には魅力的な職場に映らない可能性があります。
特に、エントランスや面接スペースが殺風景だと、「足を運びたい」「この会社で働きたい」という感情をもたれにくくなり、ビジネスチャンスの獲得や優秀な人材確保の妨げとなってしまうでしょう。
2.適度な装飾がもたらす4つのメリット
適度な装飾を施すことで、シンプルすぎるオフィスのデメリットを補うことが可能です。
適度な装飾がもたらすメリットについて確認してみましょう。
・生産性と創造性が高まる
適度な装飾がもたらす効果として、まず注目したいのが従業員の生産性と創造性が高まることです。
シンプルすぎるオフィスが生産性を下げる一方で、適度に装飾が施された空間は視覚的にプラスの効果をもたらし、従業員の集中力や創造性を高めます。
新しいアイデアが生まれるのにも一役買ってくれるでしょう。
・ストレスを感じにくくなる
適度な装飾は、従業員のストレス軽減にもつながります。
例えば、観葉植物などの自然要素は、ストレスホルモンを低下させるといわれています。
また、アート作品や温かみのある配色も心理的負担を軽減し、快適さを与えるツールとなってくれるでしょう。
・コミュニケーションが促進される
適度に装飾されたオフィスは、チームワークの向上にも貢献してくれます。
先述のとおり、適度な装飾は従業員のストレスを軽減させ、快適さをもたらしてくれます。
これによって従業員の心にゆとりが生まれると、コミュニケーションも自然と促進され、協力関係が強化される効果が期待できるでしょう。
休憩スペースを、観葉植物やアートで飾ったカフェスタイルにすれば、雑談から仕事のアイデアが生まれることもあるかもしれません。
・企業ブランディング、採用効率が向上する
適度な装飾を施したオフィスでは、企業ブランディングや採用に関してもプラスの影響が期待できます。
シンプルすぎるデザインより、洗練されたデザインやブランドカラーを反映させた空間のほうが、訪問者・求職者の印象に残りやすいためです。
デザインを一工夫すれば、他社との差別化も図れて、一辺倒ではないオリジナルの企業というイメージを与えられるでしょう。
また、優秀な人材を確保する一つの要素にもなります。
3.適度な装飾をオフィスに取り入れるポイント
最後に、オフィスへの適度な装飾の取り入れ方を解説します。
シンプルすぎないことはもちろん、乱雑になりすぎないことがポイントです。
・観葉植物やアートを配置する
適度な装飾の取り入れ方として、手軽にできるのが観葉植物やアートを各所に配置することです。
観葉植物は従業員のストレス軽減や集中力向上、アート作品は視覚的な刺激によって創造性を高める効果などが期待できます。
効果的な観葉植物の取り入れ方
観葉植物を取り入れる際、重要なのが配置場所と植物の種類です。
それぞれの配置場所・種類がもたらす効果をチェックしてみましょう。
【配置場所とその効果】
・エントランスや応接スペース:来訪者に好印象を与える
・共有スペース:全従業員のリラックス効果を高める
・ミーティングスペース:程よく視線を遮ることで、参加者に安心感を与える
エントランスや応接スペースには、来訪者の目を惹く大型の観葉植物が、ミーティングスペースには、適度に視線を遮れる背丈のある鉢植えがおすすめです。
また、共有スペースの観葉植物は、従業員の目に自然と入るよう配置を工夫すると良いでしょう。
効果的なアート作品の取り入れ方
アート作品を取り入れる際は、目的や予算、設置場所に合わせた種類・テーマを決めることが重要です。
企業ブランディングや従業員のモチベーション向上など、目的によって適したアート作品は異なります。
また、企業の顔となるエントランスやロビーには、印象的な作品を、また休憩スペースには癒し効果の高い作品を選定してみましょう。
アート作品は取り入れ方を一歩間違うと、空間全体のバランスが崩れかねないため、事前にしっかりと目的を決めておくことがポイントです。
・エリアごとの配色を工夫する
シンプルすぎるオフィスを避けたいなら、空間全体の配色も工夫してみましょう。
エリアにあった配色は、従業員の生産性向上やリラックス効果を引き出してくれます。
各エリアにおすすめの配色と、得られる効果は以下のとおりです。
また、効果を期待した配色ではなく、コーポレートカラーを活用する手もあります。
コーポレートカラーをオフィスの内装に取り入れることで、ブランドイメージを強調でき、オフィスに一体感が生まれるでしょう。
・レイアウトに柔軟性をもたせる
シンプルすぎず、乱雑すぎないオフィスにするためには、レイアウトに柔軟性を持たせることを考えてみましょう。
例えば、固定席を設けないフリーアドレス制は、オフィス内をすっきり見せつつ、従業員がその日のタスクや気分に応じて、働く環境を変えられるのが魅力です。
この他にも、柔軟性のあるレイアウトにする方法は複数あります。
・可変式のパーテーションやデスクの導入
・プライベートゾーンの確保
・共有スペースの設置
柔軟性のあるオフィスレイアウトは、新しい部署の発足や人員増減にも素早く対応できる他、従業員の生産性や満足度向上、コスト削減にもつながります。
4.まとめ:適度な装飾で働きやすく魅力的なオフィスへ
オフィス空間は、従業員の生産性や企業成長に直結します。
適度な装飾を取り入れたオフィスは、従業員の働きやすさを向上させるだけでなく、企業ブランディングや採用活動にも良い影響を与えてくれます。
より魅力的な職場環境を実現するためには、シンプルすぎず、乱雑になりすぎずの良好なバランスを目指しましょう。
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