近年、オフィス環境の改善が重視される中で、創造性を刺激する空間づくりが注目を集めています。
無機質なオフィスでは、従業員の創造性が低下したり、モチベーションやコミュニケーション力が低下したりする恐れがあります。
そのような課題を解決する方法の一つが、アート作品の導入です。
本記事では、オフィスにアート作品を取り入れるメリットや実際の導入方法、注意点まで詳しく解説していきます。
INDEX
1.オフィスにアートを取り入れる企業が増えている背景
2.オフィスにアートを取り入れる4つのメリット
3.オフィスへのアート導入3ステップ
4.アートを取り入れる際の3つの注意点
5.まとめ
1.オフィスにアートを取り入れる企業が増えている背景
近年、テクノロジーの発達やリモートワークの普及により、オフィスは単に作業をする場所にとどまらず、「集まる価値のある場所」へと変化するようになりました。
その流れを受けて、オフィスには、創造的な思考やコミュニケーションを活性化するための環境設計が求められています。
アートはその変化を支える重要なツールです。
適度なアートはオフィス空間に刺激を与え、従業員の感性や帰属意識を高めるのに効果的です。
創造性や生産性の向上だけでなく、現代の働き方にマッチした魅力的な空間づくりを行いたい企業は、ぜひアートの導入を検討してみましょう。
2.オフィスにアートを取り入れる4つのメリット
オフィスにアートを取り入れると、従業員の創造性や生産性が高まる他、ブランドイメージの強化にもつながります。
具体的なメリットを確認していきましょう。
・従業員の生産性、創造性の向上
オフィスにアートを取り入れると、従業員の生産性と創造性の向上が期待できます。
アート作品は視覚的刺激を通じて、従業員の脳を活性化し、新しい発想やアイデアを生み出す助けとなります。
特に色彩豊かな絵画や抽象画は、日常業務でマンネリ化しやすい思考をリフレッシュさせ、クリエイティブな思考を促進してくれるでしょう。
従業員の創造性や生産性がいまいち上がらずお悩みの企業は、アートの導入がおすすめです。
・従業員同士のコミュニケーション促進
オフィスにアート作品を飾ることで、従業員同士のコミュニケーションが活性化しやすくなるというメリットもあります。
これは、アートがコミュニケーションのきっかけとなり、自然な会話が生まれやすくなるためです。
オフィス内での自然な会話が増えると、人間関係やチームワークも強化され、仕事に関する情報共有や報告もスムーズになります。
また、従業員の意見を取り入れて選定したアート作品を飾れば、会社への帰属意識も高まるでしょう。
・従業員のストレス軽減・リフレッシュ効果
オフィス空間にアート作品を取り入れることで、従業員のストレス軽減とリフレッシュ効果も期待できます。
色彩心理学によれば、特定の色や形状には癒し効果があるといわれており、また抽象画からもリラックス効果が得られるとされています。
リラックスを目的とする休憩スペースに、癒し効果が期待される色を使ったアート作品や抽象画を配置すれば、従業員の満足度向上が期待できるでしょう。
従業員の精神的健康の向上を図りたい企業には、オフィスへのアート作品の導入をおすすめします。
・ブランドイメージの強化
オフィスにアート作品を配置することは、ブランドイメージの強化にもつながります。
アート作品は企業理念や価値観、ビジョンを視覚的に伝えるツールとなるだけでなく、来訪者との会話のきっかけにもなります。
例えば、自然をテーマにしたアートを取り入れることで、来訪者に「温かみのある企業」といった印象を与えられるでしょう。
ブランドイメージおよび価値向上には、企業コンセプトと一致したテーマに紐づいたアート作品の配置が効果的です。
3.オフィスへのアート導入3ステップ
オフィスにアートを取り入れる際は、好みや直感で選び、配置すれば良いわけではありません。
適切な3つのステップを解説します。
・導入目的を明確にする
オフィスにアートを導入する際は、まず目的を明確にすることが重要です。
目的が曖昧なままでは、適切な作品や配置場所を選定できず、期待する効果を得られません。
例えば、創造性向上を目指す場合と、ストレス軽減を目指す場合では、選ぶアートの種類やテーマが違ってきます。
最初に目的を明確化しておくことで、アートがオフィス環境に与える効果を高められるでしょう。
・配置場所を決める
目的を明確にしたら、次はアート作品の配置場所を決めましょう。
狙う効果によって、以下のように適切な配置場所は異なります。
・創造性向上:共有スペース、会議室
・コミュニケーション促進:共有スペース、休憩スペース
・ストレス軽減:デスク周り、休憩スペース
・ブランドイメージ強化:エントランス、受付
配置場所ごとにアート作品の役割を考慮することで、効果をより引き出せるでしょう。
・適切なアート作品を選定する
配置場所と狙う効果が定まったら、それらに適したアート作品を選んでいきます。
アート作品を選ぶ際のポイントは、ブランドイメージと従業員の好みの2つを意識することです。
ブランドイメージに合った作品は、空間全体の統一感を生み出します。
また、従業員の意見を反映させることで、満足度やモチベーション向上につながります。
4.アートを取り入れる際の3つの注意点
前述の3ステップを踏むほか、アートを取り入れる際には注意したいポイントがあります。
注意点も併せて確認しておきましょう。
・予算をしっかりと立てておく
アートを導入する効果を引き出し、長期的に維持するためには、予算をしっかりと立てておくことが大切です。
予算計画が曖昧なまま進めてしまうと、思ったより作品が高額だった、設置後のメンテナンス費用がかさんでしまったなど、予期せぬコストが発生する場合があります。
また、せっかく導入したアート作品も、予算の見通しが甘いために適切な手入れができず劣化してしまっては、本来得られるはずだった価値も損なわれてしまいます。
アートを導入する際は、作品購入費や設置費だけでなく、メンテナンス費など将来的な維持管理費まで含めた具体的な予算を事前に策定しましょう。
・導入したら終わりではない
オフィスにおいて、アート作品は導入したらそれで終わりではありません。
導入後も、定期的なアップデートやイベント企画で、新鮮さと関心を維持することが大切です。
同じ作品ばかりでは、視覚的刺激が薄れたり飽きられたりして、アートに期待する効果も薄れかねません。
展示替えや社員参加型のイベントを計画すれば、新たな導入の方向性が見つかり、コミュニケーションの促進にもつながるでしょう。
・専門家への相談を検討する
より効果的かつ効率的な導入を目指すなら、アートの専門家へ相談するのもおすすめです。
専門家であれば、ブランドイメージや空間デザインとの調和を考慮しながら、より自社に適したアートを提案してくれるでしょう。
専門家に相談する場合、自社だけでは気付けなかった新たな視点が得られることもメリットです。
無駄なく導入を進めたいなら、アートコーディネーターやデザイナーなど、オフィス空間のプロへの相談を検討してみましょう。
5.まとめ:アートを取り入れて未来志向のオフィスを実現しよう
オフィスにアートを取り入れることは、従業員の創造性や生産性向上、コミュニケーション促進、ブランドイメージ強化などのメリットが期待できます。
適切な作品選びと計画的な導入・運用を行うことで、アートは単なる装飾品ではなく、組織の活性化を後押しするツールとなるでしょう。
未来志向のオフィスづくりに向けて、ぜひアート導入を検討してみてください。
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