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2024/08/16コラム

デスクワークの正しい作業姿勢とは?従業員の健康を維持し作業効率を向上させよう

日々のデスクワークの姿勢が悪いと、体の不調やモチベーションの低下につながる可能性があります。

体への負担を軽減し、作業効率を向上させるためにも、作業姿勢の改善が重要です。

本記事では、デスクワークの適切な作業姿勢や姿勢改善のメリットについて解説します。

 

INDEX


1.作業姿勢の悪さは作業効率や健康に悪影響

2.作業姿勢の悪さが引き起こす症状

3.仕事中の作業姿勢を改善するメリット

4.作業効率を向上させる適切な作業姿勢とオフィス環境

5.まとめ

 

1.作業姿勢の悪さは作業効率や健康に悪影響


仕事中の作業姿勢は、体にさまざまな影響を与えます。

コクヨ株式会社が実施した調査によると、オフィスワーカーの約9割が勤務中に体の不調を感じています(※)。

不調の中でも特に多いのが、肩こり・首こり・眼精疲労の3つです。

また、オフィスワーカーの約8割が、仕事中の姿勢が悪いと自覚しています。

詳しくは後述しますが、悪い姿勢が長時間続くと体に疲れが溜まり、作業効率が低下するだけでなく、肩こりや頭痛、疲労感などの原因にもなります。

体の不調はモチベーションの低下につながります。

従業員の健康を維持するためにも、作業姿勢の改善に取り組みましょう。

※KOKUYO 「オフィスと健康〈デスクワーク編〉」
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/solution/mana-biz/2020/08/post-462.php

 

2.作業姿勢の悪さが引き起こす症状


作業姿勢の悪さは肩こりや腰痛など、さまざまな不調の原因となります。

ここでは、仕事中の作業姿勢が従業員の健康に与える影響を解説します。

 

・首・肩こり

仕事中の作業姿勢の悪さは、首・肩こりを引き起こす可能性があります。

首・肩こりは、肩甲骨まわりの筋肉が緊張して血行不良に陥るために起こる症状です。

パソコンに向かってデスクワークを続けていると、長時間同じ姿勢になりがちです。

パソコンの画面上で細かな作業を行う際に、首を前に突き出してディスプレイを覗き込んだりする姿勢が習慣化している人もいるでしょう。

また、作業に集中していると、肩が上がり呼吸が浅くなる方もいます。

これらの要因が複合的に作用することで、肩や肩甲骨まわりの筋肉に負担がかかり、デスクワーク中の首・肩こりが発生しやすくなります。

 

・腰痛

崩れた姿勢で長時間のデスクワークを行うことで、深刻な腰痛を引き起こす方は少なくありません。

座ると、背中の筋肉や背骨で上半身を支えることになるため、立った状態と比べて腰に約1.4倍、悪い座り姿勢では約2倍の負担が腰にかかると言われています。

崩れた姿勢で座り続けていると、体重を支えきれず、反り腰や椎間板ヘルニア発症の原因になりかねません。

特に、座った状態で脚を組む癖がある方は要注意です。

体に歪みが生じやすくなるため、今は大丈夫でも少しずつ腰の調子が悪くなってしまう可能性があります。

 

・眼精疲労

長時間のデスクワークは、目の疲れや目の痛みといった眼精疲労を引き起こすことがあります。

特に、作業姿勢が崩れて猫背になっている方は要注意です。

猫背になると顔が前に突き出るため、パソコン画面との距離が近くなり、目に負担がかかりやすくなります。

休憩を取らずにパソコン画面を見続ける状態も、眼精疲労の原因となるため気をつけましょう。

また、画面を見上げるような首の角度で作業していると、眼球が乾いてドライアイになる場合もあります。

作業姿勢を見直して、目への負担を軽減するよう心掛けましょう。

 

3.仕事中の作業姿勢を改善するメリット


悪い姿勢で仕事を続けると体に悪影響を及ぼしますが、正しい作業姿勢に改善すれば、さまざまなメリットが期待できます。

ここでは、仕事中の作業姿勢を改善することのメリットを2つご紹介します。

 

・デスクワークの疲れを軽減できる

普段の作業姿勢を見直して改善することで、デスクワークの疲れを軽減できる場合があります。

例えば、椅子に座るときは、深く腰掛けて骨盤を立てた状態をキープするとよいでしょう。

体の重心が安定して腰にかかる負担を分散できるうえ、筋肉の緊張や血流が改善されるので、疲労の軽減にもつながります。

長時間のデスクワークには首・肩こりや腰痛の予防が必須です。

快適に働けるように、作業姿勢の改善を目指しましょう。

 

・集中力が持続し作業効率が上がる

作業姿勢が改善されて体への負担が軽減されると、集中力が持続し作業効率も上がりやすくなります。

猫背になると胸部が圧迫されて、呼吸が浅くなります。

浅い呼吸では脳に酸素が行き渡らず、集中を妨げかねません。

作業姿勢を改善することで体に疲労が溜まりにくくなり、集中力の持続が期待できます。

集中力が続けば作業効率が上がり、短時間でより多くの仕事をこなせるようになるでしょう。

 

4.作業効率を向上させる適切な作業姿勢とオフィス環境


作業効率を向上させて快適に働くためには、適切な作業姿勢を意識することが大切です。

また、作業姿勢だけでなく、デスクの高さや角度を見直すことも重要です。

 

・椅子に深く座り骨盤を立てる

椅子に座るときは、深く座り骨盤を立てることを意識しましょう。

椅子に浅く腰掛けると、座っているときの姿勢が崩れやすくなり、腰への負担が増えてしまいます。

椅子に深く座ると、骨盤を立てて背筋を伸ばしやすくなり、自然と適切な姿勢になります。

姿勢の崩れに自覚がある方は、座面の奥までお尻を入れるように座るのがおすすめです。

ただし、深く座っていても体が傾いていれば負担がかかってしまいます。

背筋を真っ直ぐ伸ばすことも意識するとよいでしょう。

 

・足の裏全体が床に接するようにする

椅子に座る際は足を浮かせず、足の裏全体が床に接している状態が適切な作業姿勢です。

足の裏全体が床に届かなければ座面が高すぎるので、ちょうどよい高さに調整しましょう。

また、足の裏全体が床に接していても、座面が低すぎると首や肩に負担がかかります。

座ったときの膝の角度は90度を目安にするとよいでしょう。

座面を下げても足の裏全体が床に接しないという場合、快適に働ける作業姿勢に近づけるためにフットレストの使用がおすすめです。

フットレストにより足の裏全体が床に接した状態を保てるので、体への負担を軽減できます。

 

・頭の位置は体の真上で顎を引く

適切な作業姿勢を維持するには、顎を引いて頭の位置が体の真上にくるようにしましょう。

一般的に、人間の頭の重さは5kg程度です。

頭が重心からずれると、首や肩に大きな負担がかかります。

顎が前に出てしまうと、首・肩こりや猫背、腰痛の原因になるだけでなく、パソコン画面と近くなるため眼精疲労の症状も出やすくなります。

デスクワーク中は、頭の位置を体の真上でキープするように心掛けましょう。

 

・デスクの高さは60~72cmにする

快適に働くためには作業姿勢だけでなく、デスクの高さにも注意が必要です。

作業するデスクは、自分の体格に合わせて高さを調整してください。

一般的に、適切なデスクの高さは60~72cmと言われています。

デスクの高さを調整できない場合は、65~70cmの範囲でデスクの高さを選ぶとよいでしょう。

また、机に手を置いた際に腕の角度が90度以上になっていれば、快適に作業を行えます。

腕の角度も考慮して、作業用のデスクを選ぶことが大切です。

 

・デスクの角度は傾斜していると快適に作業ができる

快適に働ける作業姿勢を維持するには、デスクの角度を傾斜させるのがおすすめです。

デスクに傾斜があると、姿勢や目線が上向きになりやすく、猫背などの悪い姿勢を防ぎやすくなると言われています。

従業員がより快適に働ける環境を提供するために、傾斜する機能のあるデスクを導入するのもよいでしょう。

 

・長時間座っても疲れにくいオフィスチェアを取り入れる

デスクワークを快適に行うには、長時間座っても疲れにくいオフィスチェアを取り入れましょう。

オフィス環境を整備する際は、デスクワークで長時間使うことになるチェアを正しく選ぶことが重要です。

疲れにくいオフィスチェアの使用により、従業員の集中力維持や業務効率の向上が期待できます。

オフィスチェアは一般的に、座面高や背もたれの角度を自由に変えられるため、従業員一人ひとりの体に合わせた調節が可能です。

長時間座っても疲れにくいオフィスチェアかどうかを見極める際は、座面の高さと背もたれの高さに注目してください。

パソコン作業を行う場合は、首に負担がかからないよう目線を画面と同じ高さに調節できるオフィスチェアがおすすめです。

また、背もたれの高さは背中をしっかり支えられるハイバックや、ヘッドレストが付いたエクストラハイバックを選択することで、適度にリラックスした後傾姿勢で作業が行えます。

 

 

5.まとめ:適切な姿勢を維持して作業効率をアップさせよう


作業姿勢の悪化は、肩こりや腰痛など体にさまざまな悪影響を及ぼします。

また、集中力やモチベーションを低下させる原因にもなり得ます。

従業員の健康を維持し、作業効率を向上させるためには、適切な作業姿勢に改善することが重要です。

一人ひとりが適切な作業姿勢を意識すれば、集中力が高まり、生産性の向上にもつながるでしょう。

作業用デスクの高さや角度の調整も姿勢改善に効果が期待できるため、できることから取り組むことをおすすめします。

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