オフィスブランディングとは、企業のブランディング戦略の1つであり、オフィス空間を活用して企業イメージを作り出すことを指します。
本記事では、オフィスブランディングの意味や、ブランディングの一環として効果的な企業イメージを作り出す方法について徹底解説します。
INDEX
1.オフィスブランディングとは?
2.オフィスブランディングの目的とは?
3.企業イメージを作り出す方法
4.プロによるオフィスブランディングを検討する
5.まとめ
1.オフィスブランディングとは?
オフィスブランディングとは、企業がオフィス空間を利用して、企業イメージを作り出すことを指します。
従来のブランディング戦略では、広告やマーケティングなどの手法が主流でした。
一方、オフィスブランディングでは、従業員や来客が感じるオフィス空間の雰囲気やデザインを通じて、企業のブランドイメージを形成することが重要視されています。
オフィスを訪問して実際に目にする人は少ないので広告より効果が低いのでは?と考える方もいるかもしれませんが、企業サイトにオフィスの様子を撮影した動画を掲載したり、社内オウンドメディアにオフィスの写真を活用して積極的に内外へ発信したりと、さまざまな可能性を見出すことができます。
2.オフィスブランディングの目的とは?
オフィスブランディングの目的は、企業イメージを強化することです。
従業員や来客が感じるオフィス空間の雰囲気やデザインによって、企業のイメージが左右されるため、企業イメージをより強固なものにすることができます。
そして、従業員が働きやすい環境を整えることで、生産性の向上や従業員の満足度の向上にもつながるとされています。
つまり、オフィスブランディングの目的は社外向けと社内向けの二つがあり、どちらも企業の成長戦略として同じくらい重要とみなすことができます。
3.企業イメージを作り出す方法
では、具体的にどのようにしてオフィスブランディングを行うのでしょうか。
以下、オフィスブランディングにおけるポイントについて解説します。
・カラースキームを決める
カラースキームは、日本語で「色彩計画」という意味です。
青は落ち着いたイメージ、赤は元気なイメージなど、色の持つ心理的、生理的、物理的な性格をうまく活用してまとまった雰囲気を作り出すことを言います。
カラースキームは、企業のイメージを決定する上で非常に重要な要素です。
企業のテーマカラーを活用したインテリアや家具、アクセントカラーの選定を行う、あるいは企業の打ち出したいイメージに合わせたカラーを決めてその色に合った配色を行うなど、カラースキームを決めることで、企業のイメージを強化することができます。
・ロゴマークを配置する
ロゴマークは、企業イメージを象徴するものです。
ハンバーガーや炭酸飲料など、世界的に有名なロゴマークはその製品そのものに直結するほど強いインパクトを持っています。
オフィス空間にロゴマークを配置することで、企業のブランドイメージをより強固なものにすることができます。
例えば、オフィスに大きなロゴマークの看板を掲げる、壁面にロゴマークをあしらったアートを掲示するなど、いくつかのアイデアがあります。
・オープンスペースを設ける
オープンスペースは、従業員のコミュニケーションを活発化するのに有効です。
部署を超えて交流できるような場所にレイアウトすることで、仕事に新たなイノベーションをもたらしてくれるはずです。
普段は顔を合わせることのない社員同士でも、オープンスペースで情報交換したり意見やアイデアを出し合ったりすることで、社員同士が連帯感を強めることができます。
・社員のフォローアップを行う
オフィスブランディングを行った後は、社員のフォローアップも大切です。
社員は企業のブランドイメージを作る最前線であり、彼らの協力がなければブランディングは成功しません。
従業員は、企業を構成する上でなくてはならない存在であり、一人一人がブランディングの「顔」と言っても過言ではないでしょう。
社員にブランドイメージについての教育を行い、そのイメージを日々の業務に取り入れることが重要です。
社員の声を聞く機会を設け、意見を取り入れることで、社員の満足度も向上し、ブランドイメージにつながります。
・ブランドイメージを維持する
オフィスブランディングを行った後は、そのブランドイメージを維持することが重要です。
社員にとって、ブランドイメージは企業のアイデンティティであり、それを守ることは自分たち自身を守ることにつながります。
企業のイメージがころころ変わると、安定していない企業というイメージが作られてしまうでしょう。
オフィスブランディングは認知されるまでに一定の時間を要するものです。
頻繁に雰囲気を変えて「見るたびに違う印象で、何の会社か分かりにくい」という印象を持たれないようにしましょう。
従業員に対しても、ブランドイメージを守るための指針を示し、その指針を守るように促すことが必要です。
また、社外でもブランドイメージを維持するために、広報活動やマーケティング戦略を策定し、常に企業イメージをアピールすることが大切です。
初めに、オフィスブランディングは、広報やマーケティングとは別のブランディング戦略であると解説しましたが、両者がリンクしていないということではなく、従来のマーケティング手法と組み合わせて用いることはもちろん可能です。
3.プロによるオフィスブランディングを検討する
とはいえ、自社のイメージをオフィス設計に落とし込み内外に発信していく際、客観的に強みやブランドカラーを把握するのが難しいという場合もあるはずです。
そんな時は、オフィス設計のプロに力を借りて、自社のポテンシャルを最大限に引き出すようなオフィス設計をするようにおすすめします。
プロにオフィス設計を任せるメリットは次の3点です。
・要望+αで想定以上の仕上がり
プロの設計・施工ならば、クライアントの要望を踏まえつつ知見を生かして+αの提案を受けられます。
今のトレンドや利便性を追求するだけでなく、中長期的にオフィスや企業をどのように成長させていきたいかという希望に沿ったオフィスブランディングが可能です。
・設立から移転まで多様なシーンに最適な施工
プロの設計・施工なら、新オフィスのレイアウトやブランディングはもちろん、オフィスの改築や移転にも最適なプランを提示することができます。
どのようなシチュエーションでも魅力的なオフィスブランディングができるのは、豊富な事例を経験してきたプロならではの利点と言えるでしょう。
・設計時から機能性とコストの両立ができる
オフィスブランディングにこだわり過ぎるあまり、現場で働く人の機能性が失われてしまう、あるいはコストがかかり過ぎて利益を実感しにくい、というのはよくあるケースです。
プロにブランディングを任せれば、多くの設計・施工事例のノウハウを有効に使い、機能性とコストバランスを両立させることができます。
4.まとめ
オフィスブランディングは、企業のイメージを作り上げ、アピールするための重要な取り組みです。
オフィスブランディングには、企業のビジョンやミッションを明確にし、社員に共有することが重要です。
オフィスブランディングを行うことで、社員のモチベーションや顧客の信頼度が向上し、企業の競争力を高めることができるでしょう。
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