仕事で一日の大半を過ごすオフィス。
オフィス環境は従業員のモチベーションや生産効率に大きな影響を及ぼします。
今回は、そんなオフィスづくりのポイントや、クリエイティブな雰囲気が特徴の『ブルックリンスタイル』のオフィスについてご紹介します。
INDEX
1.オフィスデザインのメリット
2.オフィスデザインのために
3ブルックリンスタイルのオフィスづくり
4.まとめ
1.オフィスデザインのメリット
近年、働き方改革の実現に向けてオフィス改革を実施する企業が増えています。
オフィス内のデザインを見直すことで、「生産性の向上」「コミュニケーションの促進」「企業理念の浸透」の3つの効果が期待できます。
・生産性の向上
清潔感があり整然としたオフィスは社員の集中力や意欲を高めます。
オフィスが快適だと社員は仕事をスムーズに進めることができ、結果として生産性の向上につながります。
・コミュニケーションの促進
コミュニケーションの促進は会社の中で最も重要なことであるともいえます。
人間関係の円滑化や風通しの良さは、創造性や知見の成長にもなり得ます。
何気ない会話からアイデアが浮かぶこともあるので、部署を問わない幅広い人間関係が形成されることが理想的です。
・企業理念や目標の浸透
社員の中には働いているうちに日々の業務がルーチン化し、会社の理念や目的を見失ってしまう人も多く存在します。
そのため、例えば理念を具現化したデザインをオフィス内に施すことで、社員の意識向上につなげることができます。
社員全員で理念や目的を共有することが、組織力の向上を図るうえでとても重要です。
2.オフィスデザインのために
オフィスデザインは会社の雰囲気に大きく影響を与え、それが直接会社のイメージにもつながります。
インテリアを選ぶうえで大切なことは「コンセプト」と「機能性」です。
まず初めに「コンセプト」を決めましょう。
カジュアル、モダン、スタイリッシュ等さまざまなテーマの中から、企業のイメージに合わせて選ぶと良いと思います。
次に重要なものが「機能性」です。
オフィスは仕事をする場所なので、机や椅子など長時間使用するものは特に機能性も重視して、少しでも働きやすさが向上するようにしましょう。
また、観葉植物・ディスプレイ・マガジンラックなどのインテリアもオフィスの雰囲気づくりのために導入を検討すると良いでしょう。
また、エントランスと応接室に注意してオフィスレイアウトを行うことで、従業員の働き方のみでなく人材採用の観点にも良い影響を与えます。
3.ブルックリンスタイル
オフィスデザインには様々なスタイルがあり、働き方や企業のイメージに沿ってスタイルを考えましょう。
ここからは、重厚感とクリエイティブさを兼ね備えた、ブルックリンスタイルについてご紹介します。
このデザイン発祥の街ブルックリンは、ニューヨークの主要な工業地帯として知られています。
1990年代に多くの若者やアーティストがこの地に移り住むと、古い工場やアパートなどをリノベーションして暮らすようになりました。
工業的で無機質な空間の中に温かみを取り入れたスタイルは次第に注目を集め、その独創的な雰囲気が評価されてブルックリンスタイルが誕生しました。
重厚感と創造性を兼ね備えたこのスタイルは、オフィスデザインにも適しています。
今回は、ブルックリンスタイルのオフィスづくりのためのポイントをご紹介します。
・設備
ブルックリンスタイルの特徴の一つに「無骨さ」があります。
むき出しの配管や打ち放しコンクリートのオフィスは、従業員や来客に殺風景な印象を与えるため、一般的には好まれません。
しかし、無骨さのある内装をブルックリンスタイルに改装することで、こだわりを感じるオシャレなオフィスに一変します。
オフィスの無機質な雰囲気に課題を感じている場合は、あえてその無骨さを活かしたブルックリンスタイルにリノベーションしてみてはいかがでしょうか。
・壁紙
壁紙は空間全体の雰囲気に影響するため、オフィスづくりにとって非常に重要なポイントです。
ブルックリンスタイルにおすすめの壁紙デザインを、3つご紹介します。
【レンガ】
ブルックリンスタイルのオフィスづくりで最もおすすめしたいのは、レンガ風壁紙です。
ブルックリンの古いアパートの多くは、赤茶色のレンガで建設されていました。
そのため、この街の象徴ともいえるレンガをオフィスデザインに取り入れることで、一気にブルックリンスタイルらしくなります。
また、オフィスに赤茶色のレンガデザインがあることで、温かい雰囲気を醸し出せます。
インテリアシートを活用し、壁や柱にアクセント的に取り入れるのもおすすめです。
【コンクリート】
工場風の無機質な雰囲気を作りたい場合は、コンクリートを模した壁紙を使用しましょう。
コンクリートの壁はインダストリアルな雰囲気を演出し、シンプルでスタイリッシュな印象を与えます。
ブルックリンスタイルはブラック系の色彩を使用することが多いため、オフィスの明るさに不安がある場合は明度の高い壁紙を選択しましょう。
【サブウェイタイル】
明るく清潔感のあるオフィスを演出するためには、サブウェイタイル風の壁紙がおすすめです。
ニューヨークの地下鉄の駅で使用されていたサブウェイタイルは、長方形で光沢がある白色のタイルです。
レトロさやかわいらしさも感じられるため、インテリアデザインとしても広く人気を集めています。
オフィスをより良い雰囲気にするために、タイルの目地までこだわりましょう。
目地の色として馴染みがあるのは黒色ですが、無骨な雰囲気を和らげ、オフィスを明るく見せたい場合は、白色の目地がおすすめです。
・色使い
ブルックリンスタイルを作るときには色使いも重要です。
黒色・グレー・茶色などの落ち着いた色味からメインの色を選択し、オフィス全体で統一性を持たせたデザインにしましょう。
黒はシックでスタイリッシュ、グレーは洗練されて上品、ブラウンはナチュラルで温かい印象を与えます。
明るい色を取り入れる場合は、明度を低く抑えることで重厚感が保たれます。
・間取り
落ち着いた色彩を使用するブルックリンスタイルは暗い印象を与えやすいため、ゾーニングには一層の注意が必要です。
このスタイルで重要なポイントとなる高い天井や大きな窓がないオフィスでも、間取りを意識することで抜け感のある空間を作ることができます。
背の低い家具を選んだり、パーテーションの配置を工夫することで、可能な限り遠い距離まで視線が届くようにしましょう。
・家具のデザインを意識
ブルックリンスタイルのオフィスづくりには、「木材」「ブラックアイアン」「レザー」の素材を取り入れましょう。
経年を感じさせる木材を使用した家具は、渋い味わいを楽しむことができます。
また、工業的な雰囲気のブラックアイアンや高級感のあるレザーも、ブルックリンスタイルを作るためにうってつけの素材です。
いずれも光沢感の無いマットな質感を選ぶことで、落ち着いた印象を与えることができます。
ここからは、ブルックリンスタイルで導入したい家具についてご紹介いたします。
【インダストリアルな家具】
インダストリアルは工業的という意味を持ち、工場を改装して住まいにしていたブルックリンスタイルに合ったデザインテイストです。
スチールやブラックアイアンの家具を設置することで、より無骨な雰囲気を醸し出せます。
電球がむき出しになった裸電球やアイアン素材のライト、木製の天板にブラックアイアンの足がついたデスクやラックがおすすめです。
【アンティークな家具】
ブルックリンスタイルには、古い物を活かして再構築するという精神が根付いています。
レザーソファをはじめとしたアンティークな家具を取り入れることで、味わい深い雰囲気を演出できます。
【観葉植物】
無骨な雰囲気に温かさを加えたブルックリンスタイルには、観葉植物が必要不可欠です。
大きな観葉植物を無造作に置くことでオフィスの雰囲気と調和し、イメージを損なうことなく温かさと彩りを加えます。
・アーティスティックな絵画や写真
ブルックリンスタイルが注目を集めた理由の一つに、クリエイティブな雰囲気があります。
絵画や写真・英字のアート作品を飾ることで、よりブルックリンスタイルに近づくことができます。
4.まとめ
以上、オフィスデザインのメリットとブルックリンデザインのつくり方についてご紹介しました。
コンセプトと機能性の両方を考慮してデザインすることで、「生産性の向上」「コミュニケーションの促進」「企業理念の浸透」に好影響を与えます。
また、オフィスをブルックリンデザインにつくりあげることで、重厚感のあるクリエイティブな雰囲気を演出することができます。
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