居抜き物件とは、オフィスや店舗などで内装やオフィス家具をそのままにして次の借主に引き渡すことを言います。
最近は居抜き物件のマッチングサイトやプラットフォームなどがいくつか登場し、以前よりも居抜き物件の契約が活発になってきた印象です。
今回は、オフィスにおける居抜き物件のメリットとデメリットをお伝えします。

居抜き物件のメリット（借主・前テナント）

▶退去する側のメリット

・原状回復のコストを削減できる
・オフィス移転の手間や時間を削減できる
・廃棄するものを減らせる

▶入居する側のメリット

・内装工事費を含めた引越しコストを削減できる
・オフィス移転の手間や時間を削減できる

いずれもコストの削減が可能です。
また、手間や時間を抑えられ、お互い効率良く引越しができます。

居抜き物件のデメリット（借主）

しかし、居抜き物件はメリットだけではありません。
居抜き物件は、借りる側の大きなデメリットとして

【内装がそのままなのでレイアウトに制限がかかる】ことが挙げられます。

自分の理想とするオフィスに少しでも近づけたい場合、居抜き物件はおすすめできません。
また、居抜き物件のオフィスで働く人からの「自分の会社のオフィスではないみたい」という声は多いと言います。
もちろんオフィス家具などは入れ替えることもできますし、レイアウトの調整や変更も可能です。しかし、入居してしまったあとだと制限がかかってしまう場合が多いのも事実です。

居抜き物件で注意するポイント

▶自分たちの業種に合っているか

居抜き物件が自分たちの業種や事業に合っているかを確認しましょう。たとえばデザイン事務所とコールセンターでは、必要なデスクの大きさや動線が違います。業種が同じ、もしくは近いものを選ぶのが理想です。

▶入居後のレイアウト変更は可能か

入居後のレイアウト変更・リノベーションが可能かどうかを事前にオーナー様、管理会社へ確認しておきましょう。

▶リースで管理されているものには何があるか

設備・備品を入居後そのまま使用しようと考えていたのに、リース会社によって撤去されていたということも、居抜き物件ではよくあるようです。リースで取り扱っていたものには何があるかも、事前に確認しておきましょう。

サン・プランナーでは、オフィス移転を総合的にお手伝いします。
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