オフィス内装工事は、計画から完成に至るまでさまざまなステップを踏む必要があるため、初めて内装工事に着手する方は「何から手をつければ良いんだろう」「具体的にどのようなことをすれば良い?」と悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オフィス内装工事の基本的な流れをステップごとに分かりやすく説明します。
オフィス内装工事で失敗しないためのポイントもご紹介しているので、理想のオフィスづくりを目指している方はぜひ参考にしてください。
INDEX
1.オフィス内装工事の基本的な流れ
2.オフィス内装工事で失敗しないためのコツ
3.まとめ
1.オフィス内装工事の基本的な流れ
オフィス内装工事の全体の手順を押さえておけば、スムーズにオフィス内装工事を進められるでしょう。
ここではオフィス内装工事の基本的な進め方を6つのステップに分けて説明します。
・工事の目的やコンセプトを明確にする
まずは、オフィス内装工事を行う目的やコンセプトを明確にするところからはじめましょう。
内装工事のデザインや設計は自由度が高いぶん、はじめに目的やコンセプトをきちんと設定しておかないと、軸がぶれて期待していたような効果を得られない可能性があるからです。
内装工事を行う目的は企業によってさまざまで、労働生産性を高めたいというケースもあれば、従業員の満足度やブランドイメージの向上を図る場合もあります。
計画の初期段階で「なぜオフィス内装工事を行うのか」「工事にどのような効果を期待しているのか」をしっかり吟味し、デザイン・設計の軸を固定しておきましょう。
・予算とスケジュールの作成
内装工事の目的やコンセプトが決まったら、工事費用の予算と大まかなスケジュールを作成します。
内装工事の費用には上限がないため、あらかじめ予算を決めておき、その範囲内で実現可能な計画を立てることが現実的です。
ただし、内装工事にどのくらいの費用がかかるかは、工事の内容やオフィスの規模、施工会社などによって異なるので、早い段階で内装工事業者に相談し、見積もりを作成してもらうことをおすすめします。
最初に予算と目的、コンセプトを伝えておけば、予算の範囲内でニーズを満たせる施工プランを提案してもらえるでしょう。
また、内装工事をいつまでに完了させるのか、具体的な期間も決めておきます。
・内装工事業者を選定する
内装工事を請け負っている業者は多数ありますが、それぞれ施工実績や得意分野、費用などに違いがあります。
オフィス内装工事の経験がなく、業者と相談しながら自社のニーズに合ったプランや設計を提案してほしい場合は、オフィス内装工事に特化した専門業者に施工を依頼することをおすすめします。
オフィス内装工事の施工実績が豊富な会社ほど、設計力や提案力に優れていることが多いため、業者のWebサイトなどで実績や施工事例をチェックしましょう。
また、見積もりはなるべく複数の業者から取り寄せると良いでしょう。
同じ条件でも施工業者によって提示される金額に違いがあるため、施工内容と費用のバランスが取れているかじっくり比較検討することで、コストを抑えながら満足のいくオフィスづくりを目指せます。
なお、業者を比較するときは費用だけでなく、保証やアフターフォローの有無、内容もチェックしておきましょう。
・デザイン・レイアウトの決定
内装工事業者と相談しながら、オフィスのデザイン・レイアウトを決めていきます。
工事の目的やコンセプト、予算などを基に、業者が提案してきたプランを吟味し、必要に応じて修正を加えていきます。
デザイン・レイアウトの設計で妥協すると、当初の目的やニーズを満たせないオフィスに仕上がってしまう恐れがあるので、業者との打ち合わせは綿密に行い、納得できるプランを創り上げることが大切です。
特に注意したいのが建築基準法や消防法などの法令基準を満たしているかどうかです。
必要な防火設備や避難経路などが確保されていないと施工許可が下りず、内装工事を進められない恐れがあります。
オフィス内装工事に精通している業者であれば法令を遵守しつつ、ニーズを満たすプランを提案してくれるので、信頼できる業者に設計・施工を依頼することが大切です。
また、デザイン・レイアウトを決めるに当たって分からないことや不安な点が出てきたら、その場で業者に質問しましょう。
疑問点を残したまま計画を進めていくと、「想像していた仕上がりと違う」と不満を抱くリスクが高くなるので要注意です。
・施工開始
デザインやレイアウトに納得したら、いよいよ内装工事がスタートします。
施工は業者に任せることになりますが、定期的に進捗を確認し、当初の計画通りに工事が進められているかチェックしましょう。
計画や図面と異なる点があれば、すぐに業者に連絡して確認することが大切です。
なお、現在のオフィスを大規模改装する場合、一時移転先を探さなければならない場合もあります。
施工までに仮オフィスを押さえておき、業務に必要な物を全て移しておくようにしましょう。
また、オフィス移転・改装に伴って新たなオフィス家具やOA機器を導入する予定がある場合は、忘れずに製品を発注しておきます。
・竣工検査・引き渡し
内装工事が完了したら、業者とともに竣工検査(完了検査)を実施します。
竣工検査では、工事が当初の計画や図面通りに行われたかどうか、安全性や設備に問題はないか、などをチェックします。
契約書や設計図面を基に、床や壁の仕上がり具合、配管・電気設備の設置状況および機能性、安全面の確認などを行うのが一般的です。
保証やアフターフォローの体制が整っている業者に依頼すれば、引き渡し後に不具合が見つかっても対応してもらえます。
しかし、不具合の内容によっては業務に支障が出ることもあるため、竣工検査の段階で問題を指摘し、業務開始前に修正してもらうことが大切です。
竣工検査に問題がなければ、物件の引き渡しとなり、オフィス内装工事の全てが完了します。
2.オフィス内装工事で失敗しないためのコツ
オフィス内装工事で失敗しないためには、以下2つのコツを押さえておきましょう。
・デザインと実用性のバランスを考える
おしゃれなオフィスは企業やブランドイメージアップに貢献しますが、見た目の良さだけにこだわり過ぎると実用性が低くなり、「働きにくい」「使いにくい」という不満が出てくる恐れがあります。
デザインの良さにもこだわりつつ、動線の確保や必要十分な収納、効率の良い空調システムなど、快適な労働環境を実現するための実用性も重視しましょう。
・従業員の意見を取り入れる
オフィス内装工事のデザイン・レイアウトを検討するにあたって、従業員の意見を取り入れることは重要なポイントの一つです。
現場で働く従業員の意見を反映させないと、機能面や実用性に対する不満が噴出し、モチベーションや労働生産性の低下を招く要因となります。
オフィス移転や改修を決めた際には、事前に従業員にアンケートを実施し、現在のオフィスに対する不満や新しいオフィスへの要望を把握しましょう。
3.まとめ:オフィス内装工事は業者と相談しながら計画的に進めよう
オフィス内装工事を成功させるためには、目的やコンセプトの明確化からはじめ、予算やスケジュールの作成、信頼できる業者の選定、ニーズを満たすデザイン・レイアウトの決定など、各段階で重要なポイントを押さえて進める必要があります。
ただし、予算内で自社の目的やニーズを満たしつつ、法令の基準を満たすデザイン・レイアウトを実現するのは簡単なことではありません。
特に初めてオフィス移転・改修を行う場合は勝手が分からないので、オフィス内装工事に特化した業者に相談し、二人三脚で計画を進めていくことをおすすめします。
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