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2025/10/10コラム

オフィスで立ち仕事が注目される理由とは?スタンディングデスクの導入によって期待できる効果と導入のポイントを解説

近年では、新しいワークスタイルとして、立って仕事をするスタンディングデスクを導入する企業が増えてきています。

スタンディングデスクには生産性向上や、社員の負担軽減などさまざまなメリットがありますが、導入する際にはいくつかの注意点やこつを押さえる必要があります。

今回はスタンディングデスクの導入を検討している方向けに、スタンディングデスクの概要や導入によって期待できる効果と、スタンディングデスクを導入するときのポイントについてまとめました。

 

INDEX


1.スタンディングデスクとは、オフィスでの立ち仕事という新しいワークスタイル

2.オフィスで立ち仕事をするメリットは?スタンディングデスクの主な効果

3.スタンディングデスクを導入する際に押さえておきたいポイント

4.まとめ

 

1.スタンディングデスクとは、オフィスでの立ち仕事という新しいワークスタイル


スタンディングデスクとは、立ってデスクワークを行うために設計されたデスクのことです。

日本ではこれまで、デスクワーク=座って行うものという考え方が定着しており、デスクとチェアはセットで導入するのが一般的でした。

しかし、近年では欧米などにならい、立ったまま行うデスクワーク=スタンディングワークを採用する企業が国内でも増えてきています。

従来のデスクは座り仕事を前提とした作りになっているため、スタンディングワークを推進している企業では、立ち仕事用のデスクを新たに設置するというオフィス改革に取り組んでいるところも多いようです。

 

・スタンディングデスクが普及した背景

スタンディングデスクの普及が進んでいる背景には、長時間の座り仕事がもたらすリスクが深く関係しています。

長時間同じ姿勢で座り続けていると、筋肉が凝り固まって痛みを感じたり、血行が悪くなったりと、さまざまなリスクが生じる恐れがあるでしょう。

厚生労働省が公開している資料によると、ジムなどで定期的に運動を行っていたとしても、生活の中で座りすぎている場合は、そうでない人と比較して寿命が短い、肥満度が高い、2型糖尿病や心臓病の罹患率が高いといったリスクがあると説明されています。[注1]

なお、日本人の座位時間は、主要な20カ国の中で最も長く、座りすぎによるリスクの影響を受けやすい傾向にあるそうです。[注1]

このような座りすぎのリスクが解明・周知されることにより、座ったままのデスクワークを見直す動きが広まってきています。

[注1]厚生労働省「座位行動」P1

 

2.オフィスで立ち仕事をするメリットは?スタンディングデスクの主な効果


スタンディングデスクを用いてオフィスで立ち仕事をすると、以下のようなメリットを期待できます。
 

・社員の健康維持・増進

オフィスで立ち仕事をすると、座りすぎによる健康リスクが低減され、社員の健康維持・増進につながります。

心疾患や2型糖尿病といった疾患リスクを低減する効果が期待できるだけでなく、血行不良による肩こりやむくみ、冷えといった体の不調の緩和にも役立つでしょう。

 

・仕事への集中力アップ

座位姿勢での仕事が長時間続くと、時間経過とともにねむけを感じやすくなるという研究結果が報告されています。

一方、座位と立位の両方を取り入れた可変姿勢の場合、ねむけ感を抱かずに作業を継続できるという結果が出たそうです。

ねむけを強く感じると仕事への集中力が途切れてしまい、パフォーマンスも低下してしまいがちですが、スタンディングデスクを活用すれば最後まで仕事の集中力を切らさずに作業できるでしょう。

 

・運動不足の解消

立ったまま作業を行うと、座ったまま作業をするよりも足腰を使う機会が増えるため、下半身の強化につながります。

現代人は公共交通機関の発達や車の普及に伴い、慢性的な運動不足に陥りやすいといわれていますが、立位で作業すれば普段あまり使わない足腰が鍛えられ、運動不足の解消に役立ちます。

また、座位よりも立位の方がカロリーを消費しやすいといわれているため、肥満予防にも役立つでしょう。

 

・社内コミュニケーションの活発化

座ったままデスクワークをしていると、なかなか移動する機会がなく、他の社員とコミュニケーションを取る機会も少なくなってしまいがちです。

その点、立って仕事をしていると椅子を引いて立ち上がるという動作がなくなるぶん、スムーズに移動しやすくなるため、他の社員と顔を合わせる機会が増えます。

また、立って移動している人と同じ目線になるため、そばを通りがかった人にも声をかけやすく、社内コミュニケーションが活発になる効果を期待できます。

 

3.スタンディングデスクを導入する際に押さえておきたいポイント


スタンディングデスクをオフィスに導入するにあたって、押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
 

・立位と座位を交互に行える環境にする

立ち仕事は座り仕事に比べるとさまざまなメリットがある反面、長時間立ちっぱなしでいると足腰に負担がかかるという欠点もあります。

そのため、スタンディングデスクを導入する際は完全な立ち仕事にするのではなく、座位での仕事も可能な環境を整えることを意識しましょう。

 

・まずは試験的に導入してみる

全ての席を一度にスタンディングデスクへ入れ替えるとかなりの手間とコストがかかってしまうので、まずは一部の部署・部門で試験的に導入する方法がおすすめです。

小規模に始めることで、もし問題や課題が発生しても修正しやすく、導入時のリスクを抑えることができます。

まずは、ミーティングルームなどの共有スペースに取り入れ、使い心地を確かめてから各部署・部門に導入する方法も有効です。

 

・社員の意見を反映させる

完全な座位仕事から立位中心の仕事に移行すると、社員の労働環境はがらりと変化します。

場合によっては「座位仕事の方が良かった」「デスクが今の仕事に適していない」という不満を持つ社員も出てくる可能性があるため、導入して満足するのではなく、定期的にアンケートなどを実施し、社員からフィードバックを受けられる体制を整えておきましょう。

社員の意見も踏まえて改善や修正を加えれば、スタンディングデスクの導入効果をより高めることができます。

 

・適切な高さ、機能を備えたデスクを選ぶ

スタンディングデスクは、高すぎても低すぎても社員の体に負担がかかるため、社員の身長に合った高さを選ぶことが大切です。

とはいえ、社員の身長や体格には個人差があるため、高さを細かく微調整できるデスクを購入するのがおすすめです。

また、同じスタンディングデスクでも製品によって搭載されている機能に差があります。

造りがシンプルであるほど予算は抑えられますが、必要な機能が具わっていない場合、仕事に支障を来す原因となるため、あらかじめどのような機能が欲しいかを念入りに検討しておくと良いでしょう。

例えばコンセントやケーブルホルダーが付いているか、デスクの脚はキャスター付きかなど。

また、高さ調節が可能なスタンディングデスクの場合、調節方法もハンドルやレバーを使った手動式と電動式の2パターンがあります。

手動式は電源が不要なので設置場所を選ばず、必要に応じて移動しやすいところが利点です。

一方の電動式はボタン一つで簡単に高さを調節できるため、フリーアドレス制を導入していても使う人によって適切な環境に設定しやすいというメリットがあります。

何を重視するかは企業の方針によって異なるので、スタンディングデスクに求める要素を箇条書きにし、優先順位を付けてから製品を選ぶと良いでしょう。

 

3.まとめ:オフィスでの立ち仕事にはメリットがたくさん!スタンディングデスクを上手に活用しよう


オフィスでのデスクワークを立ち仕事中心にすると、社員の体への負担が軽減される、仕事への集中力が高まる、社内コミュニケーションが活発になるなどのメリットを期待できます。

ただし、座位中心のワークスタイルから立位中心に移行すると労働環境が大きく変化するため、まずは試験的に導入し、社員の意見を取り入れながら適切な環境を整えていくことが大切です。

また、社員に合ったスタンディングデスクを選ばないとメリットが半減してしまうため、デスクの選定は入念に行う必要があります。

必要に応じてプロに相談しながら、適切なデスクの選定・導入を進めていくことをおすすめします。

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