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2025/07/02コラム

社員食堂はメリットがたくさん!成功する設計のコツを解説

社員食堂は企業側だけでなく、会社で働く従業員にもメリットの多い設備であることから、働き方改革や福利厚生の一環として導入を検討する会社が増えています。

ただし、設計やレイアウトに失敗すると利用率が思うように上がらず、期待していたような効果が出ない可能性もあるので、設計・レイアウトのコツをしっかり押さえておきましょう。

今回は社員食堂を導入するメリットや、設計のポイントをまとめました。

 

INDEX


1.社員食堂の導入が従業員にもたらすメリット

2.社員食堂の導入が企業にもたらすメリット

3.社員食堂を成功させるために知っておきたいポイント

4.まとめ

 

1.社員食堂の導入が従業員にもたらすメリット


社員食堂を導入すると、会社で働く従業員にとって以下のようなメリットがあります。

 

・栄養バランスの取れた食事を摂れる

社員食堂で栄養士が考えたメニューを提供すれば、従業員は日々栄養バランスの取れた食事を摂取することができます。

食は健康の基本なので、必要な栄養をしっかり補給できるメニューを毎日摂取していれば体調も整い、万全の状態で仕事に取り組めるでしょう。

 

・時間や手間を省ける

社員食堂がない場合、従業員は自宅から弁当を持参するか、あるいは外に出て昼食を取らなければなりません。

どちらも時間や手間の掛かる行動なので、日々忙しい生活を送っている従業員の中には昼食を億劫に思っている方も多いでしょう。

社内に食堂を設置すれば、従業員は弁当を作ったり、わざわざ社外に出たりする手間を省け、おいしいランチを手軽に食べられるため、時間と手間の節約になります。

 

・食費を節約できる

社員食堂は会社の福利厚生の一環として運営されるものなので、一般的な飲食店に比べると価格が安く設定されています。

特に近年は物価高の影響もあり、毎日の昼食を外食でまかなうとかなりのコストが掛かりますが、社員食堂を利用すれば昼食代を大きく節約できるでしょう。

 

2.社員食堂の導入が企業にもたらすメリット


社員食堂を導入すると、企業にとって以下のようなメリットを期待できます。

 

・従業員満足度の向上

前述した通り、社員食堂は従業員にとってさまざまなメリットのある設備です。

社員食堂を導入すれば、従業員満足度が向上し、仕事へのモチベーションが高まり、生産性アップを期待できます。

また、福利厚生の充実した組織は居心地が良いため、「長くここで働きたい」意欲が高まり、離職率の低下にもつながるでしょう。

 

・従業員の健康増進

労働契約法では、労働者が生命や身体等の安全を確保しながら業務に従事できるよう、事業者に必要な配慮を行うことを義務づけています。[注1]

社員食堂で栄養バランスの取れた食事を提供すれば、従業員の健康増進が促され、事業者としての責務を果たす一助になるでしょう。

また、従業員(ヒト)は企業にとってカネやモノと並ぶ三大経営資源の一つであり、事業経営になくてはならない要素です。

社員食堂の導入によって従業員の健康をサポートすれば、体調不良や病気などによる休職や離職の防止につながり、安定した事業経営を実現できるでしょう。

[注1]e-Gov法令検索:労働契約法第五条

 

・コミュニケーションの活性化

社員食堂は食事を摂る場所であると同時に、従業員同士がコミュニケーションを取りやすい場所でもあります。

仕事上ではあまり接する機会のない他の部署・部門の従業員同士でも、同じ社員食堂で食事を摂れば自然とコミュニケーションを取れるようになり、仲間意識の芽生えを期待できます。

また、他の部署・部門の人と話したり、情報交換を行ったりすれば新たなアイデアが浮かんでくる可能性もあり、間接的に会社の発展や成長に寄与するかもしれません。

 

・自社のイメージ向上

社員食堂の導入は任意なので、あえて設置している会社は「福利厚生が充実している」「従業員に優しい企業」というポジティブなイメージを持たれやすくなります。

厚生労働省のデータによると、福利厚生の一環として社員食堂を導入していると回答した企業は全体の約27%とやや少なめであるため、社員食堂の導入は福利厚生の充実度をアピールする大きな要素となるでしょう。[注2]

自社のイメージがアップすれば、業績や売上への貢献はもちろん、就職・転職希望者の増加も期待できます。

[注2]厚生労働省:福利厚生制度

 

・節税効果を期待できる

社員食堂の導入や運用に掛かるコストは、事業経費として計上することができます。

事業所得税の計算に用いる課税所得額は、事業収益から経費を差し引いて求めるため、社員食堂の導入・運用コストを経費として計上すれば節税になります。

もちろん、節税効果はあくまで副次的な効果ですが、前述した数々のメリットに加えて、経費計上も行える点は大きなメリットでしょう。

 

3.社員食堂を成功させるために知っておきたいポイント


社員食堂のメリットを最大限に引き出すには、目的やコンセプトに基づいた設計・デザインが必要不可欠です。

ここでは、社員食堂を成功させるために押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

 

・コンセプトを明確にする

社員食堂のデザインは自由度が高いぶん、設計の軸がぶれるとイメージにそぐわない設計になる恐れがあります。

そのため、まずは社員食堂のコンセプトやテーマを明確にし、デザインや設計の土台を作りましょう。

なぜ社員食堂を導入しようと思ったのか、従業員にとってどのような場になってほしいのか、などをリストアップしていけば、コンセプトやテーマを固めやすくなります。

 

・動線を考慮する

社員食堂は、ほぼ同じ時間帯に多数の従業員が利用する場なので、安全性や利便性を考慮したレイアウトにする必要があります。

具体的には、従業員が食堂を利用する際の動きの流れ(動線)を意識しながら、テーブル・イスやカウンターなどを配置することが大切です。

また、テーブル間の通路は安全に通行できるよう、幅にゆとりを持たせるようにしましょう。

 

・用途や目的に合ったレイアウトにする

社員食堂をただ食事を摂るだけの場所でなく、コミュニケーションの促進やミーティングなどにも活用してもらいたい場合は、用途や目的に適したレイアウトを心掛けましょう。

例えば、食堂の一角に対面式のテーブルを配置して、複数人が輪になって話せるようにするなど。

昼食の時間を利用して仕事をしたい人も考慮するのなら、カウンター席を設けてパソコンやタブレットを充電できるコンセントを配置したり、食堂全体にWi-Fi環境を採り入れたりする方法もあります。

 

・居心地の良さを重視する

社員食堂の利用率や従業員満足度の向上を目指すのなら、居心地の良い空間づくりを意識しましょう。

例えば、食堂の一角に小上がりの畳コーナーを設置する、食堂のあちこちに観葉植物を飾る、木目調のテーブルやペンダントライトを採り入れて穏やかな雰囲気を作るなど。

快適な社員食堂を設計すれば、従業員の利用率もアップし、高い費用対効果を期待できるでしょう。

 

4.まとめ:社員食堂は企業と従業員の両方にメリットがあるウィンウィンの設備


栄養バランスの取れた食事をリーズナブルな価格で提供する社員食堂は、従業員にとって非常にありがたい設備です。

企業側にとっても、従業員の健康増進やモチベーションアップ、イメージ向上などさまざまな恩恵を受けられるため、一石二鳥の効果を期待できます。

社員食堂を設計する際は、コンセプトを明確にした上で、動線や用途・目的に適したレイアウトや居心地の良い空間づくりが大切です。

「理想の社員食堂のイメージがなかなか湧かない」「ニーズを満たすにはどのようなレイアウトにすればいいの?」など、社員食堂の設計・デザインに困った場合は、実績豊富なプロの業者への相談がおすすめします。

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