オフィスの移転祝いは、新たな門出を祝う大切な贈り物です。
だからこそ、「どのような品物を選べばよいのか」「マナーや相場は?」と悩む方も多いでしょう。
本記事では、移転祝いを贈る際に知っておきたいポイントや選び方、おすすめの品物を解説します。
INDEX
1.オフィスの移転祝いは贈る方がよい?
2.オフィスの移転祝いの選び方・おすすめ
3.オフィスの移転祝いの相場
4.オフィスの移転祝いを贈るときの注意点
5.まとめ
1.オフィスの移転祝いは贈る方がよい?
オフィスの移転祝いは、贈る方がよいときと贈らない方がよいときがあります。
贈らない方がよいケースは、以下のとおりです。
・事業縮小、撤退による移転
・先方が移転祝いを辞退している
移転祝いは一般的に、新たな門出を祝うものとされています。
しかし、移転の理由が後ろ向きなものだったり、あらかじめ辞退する旨を聞いていたりする場合は例外です。
移転祝いを贈るとかえって失礼にあたるケースがあると心得ておきましょう。
2.オフィスの移転祝いの選び方・おすすめ
オフィスの移転祝いを選ぶときに基準にしたいのが、移転先のオフィスの雰囲気や規模です。
移転先のインテリアにマッチしないものを飾ったり、省スペースのオフィスに場所を大きく占領するものを置いたりしたいとはあまり思わないでしょう。
事前に移転先の雰囲気が分かるケースは限られますが、テイストに沿ったアイテムを贈れるよう、できる限りリサーチしておくことがおすすめです。
受け取る相手が置かれている状況を考えながら、以下のような品物を含めて検討するとよいでしょう。
1. 花(胡蝶蘭)や観葉植物
何を贈ればよいのか検討がつかないときは、オフィスの移転祝いの定番である花や観葉植物を選びましょう。
特に胡蝶蘭は花粉が少なく清潔感があり、「幸福が飛んでくる」という花言葉を持っています。
さらにメンテナンスの負担が少なく、花が長持ちすることからも移転祝いにぴったりです。
また、観葉植物も胡蝶蘭と同じく、メンテナンスに手間がとられません。
緑色は、リラックス効果や疲労回復効果などがあると言われており、インテリアの一部としても活躍します。
2. 従業員で分けられるもの
花以外の移転祝いを選ぶなら、従業員全員で分けられるものに注目してみてください。
特にフロアがいくつにも分かれていたり、従業員数が多かったりするオフィスで喜ばれるでしょう。
消え物のため、相手への負担を抑えられるメリットもあります。
小分けにできる移転祝いとしては、以下のようなものがあります。
・お菓子
・お酒
・その他の飲み物(コーヒー、紅茶、ジュース)
お菓子
分けることを想定してお菓子を選ぶなら、日持ちのよさに着目しましょう。
例えば、個包装の焼き菓子やおかきなどは、従業員全員に行きわたりやすく、休憩時間やすき間時間に手を汚さずササっと食べられます。
なおかつ、賞味期限が1カ月ほどあるお菓子なら、テレワークで出社が限られる業態などでも重宝されるでしょう。
お酒
従業員全員で分けやすいお酒といえば、缶ビールです。
価格帯も手頃で相手の負担になりにくい上、移転後の打ち上げや飲み会などにも活用してもらいやすいです。
特に、お酒好きの従業員が多くいるオフィスに喜ばれるでしょう。
コーヒー、紅茶、ジュース
アルコールが苦手な人が多いオフィスに贈るなら、コーヒーや紅茶、ジュースなど、ノンアルコール飲料がおすすめです。
スティック状のコーヒーや紅茶は休憩時間に簡単に飲めて、果汁100%のフルーツジュースは健康にも配慮できます。
3. 実用的なアイテム
花や飲食物以外の選択肢として、実用的なアイテムを贈るのも一手です。
新規オープンのオフィスでは、設備が十分に整っていないケースも少なくありません。
受け取ってすぐに使えるものを贈れば、役立ててもらえます。
移転祝い向けの実用的なアイテムには、以下のようなものがあります。
・コーヒーメーカー
・家電(加湿器、空気清浄機、掃除機)
・休憩用ソファ
コーヒーメーカー
コーヒーメーカーは、オフィスに欠かせないアイテムの一つです。
従業員全員で共有できて、仕事中や休憩中に本格的なコーヒーを楽しめます。
コーヒーメーカーを選ぶときは、「複数人で使える容量か」「邪魔にならないサイズか」などをチェックしておくとよいでしょう。
また、先方のオフィスの雰囲気を考慮して、コーヒーメーカーのデザインにも注目するとよいかもしれません。
家電
従業員の健康に配慮するなら、加湿器や空気清浄機、掃除機などの家電に目を向けてみてください。
オフィス内は想像以上に乾燥していたり、空気がよどんでいたりして、適切な対策をしないままだと健康が脅かされる可能性があります。
おしゃれなデザインの家電を選べば、インテリアのアクセントになるのもポイントです。
休憩用ソファ
移転祝いにオフィス家具を贈るのも一案です。
特に休憩用のソファは、従業員にリラックススペースを提供する他、休憩室に置けばコミュニケーションもサポートしてくれます。
ただし、ソファを贈るときは、移転先の規模とスペース、働き方を考慮することが大切です。
4. カタログギフト
移転先の雰囲気や規模、好みが分からない場合、カタログギフトを贈るのも一つの手です。
カタログギフトなら、グルメやインテリアなど、幅広いジャンルから自由に選択してもらえて、大きな失敗を避けられます。
ただし、カタログに対して「そっけない」という印象を持つ人もいるかもしれません。
何を贈ればよいかどうしても思いつかないときの、最後の砦として考えておきましょう。
3.オフィスの移転祝いの相場
オフィスの移転祝いの相場は、贈る相手との関係性によって異なります。
関係性ごとの相場は以下のとおりです。
・付き合いが薄いor知人・友人など親しい取引先:約5千円~1万円
・一般的な取引先:約1~2万円
・付き合いが深い取引先:約3~5万円
付き合いがそこまでない取引先、および知人や友人など、親しい間柄の取引先へは、そこまで高価なものを贈る必要はありません。
ただし、相手が大手企業などの場合、あまりに安価なものを贈ると見劣りしてしまう可能性があるため注意しましょう。
4.オフィスの移転祝いを贈るときの注意点
オフィスの移転祝いには、贈るタイミングやタブーとなる品物・メッセージなど、複数のマナーが存在します。
贈る側・受け取る側がどちらも嫌な思いをしないように、注意するとよいポイントを確認してみましょう。
・移転当日から2週間~1カ月以内に贈る
オフィスの移転祝いは、移転当日から2週間以内に贈るのがマナーです。
遅くとも1カ月以内には贈りましょう。
もし1カ月を超えてしまった場合、メールや手紙で連絡するか、菓子折りを持参して訪問するのがおすすめです。
1カ月を超えないのが基本ルールですが、早く贈りすぎるのも良くありません。
受け入れ態勢が整っておらず、相手の迷惑になってしまう可能性があります。
・縁起の悪い品物・メッセージはタブー
オフィスの移転祝いにタブーとなるのが、以下のような縁起の悪い品物やメッセージです。
・赤色の品物
・ライターやキャンドル(火に関連するもの)
・包丁やハサミ(縁が切れることを連想させる)
・カーペットやマットなどの敷物(踏みつける)
・「燃える」「焼ける」「倒れる」「傾く」などの言葉
赤色の品物は、火や火事を想起させるため、縁起の悪い色とされています。
たとえ、花やコーヒーメーカーなど、贈るとよい品物であっても、赤色は避ける方が無難です。
品物に加え、包装紙や袋も赤色以外を選ぶ方がよいでしょう。
ただし、会社のコーポレートカラーが赤色の場合、事情を説明した上で贈るのがマナーです。
・のしや立札のルールを守る
オフィスの移転祝いにのしをかけると、より丁寧な印象を与えられます。
のしの表書きには、「御祝」や「御移転お祝い」などのお祝いの言葉と、贈る側の社名もしくは社名と社長名を、筆もしくは筆ペンなどで記しましょう。
のしにかける水引は紅白カラーで、何度あってもうれしいことを示す花結び(蝶結び、もろなわ結び)にするのがルールです。
また、花や観葉植物を贈る場合は、のしの代わりに立札を添えるのが一般的です。
立札には、お祝いの言葉と贈り主の社名(および社長名)を記しすことで、のしと同じ役割を果たします。
5.まとめ:喜ばれるオフィスの移転祝いを贈ろう
オフィスの移転祝いは、相手の状況やマナーに配慮しながら選ぶことが大切です。
移転先の雰囲気に合った品物や定番の花、従業員全員で楽しめる消え物、実用的なアイテムなど、幅広い選択肢があります。
相場や注意点を押さえつつ、相手に喜ばれる移転祝いを贈ることで、新しいビジネスチャンスにつながるかもしれません。
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