スペースの大部分を占めるオフィス用のデスクは、サイズや種類、カラーがいくつもあって迷う場合も多いでしょう。
オフィスに適したデスクを選べば、空間全体の印象だけでなく、働くメンバーの作業効率や快適性を向上させられます。
本記事では、オフィスデスクを選ぶ前に知っておきたい基礎知識と、選び方を解説します。
INDEX
1.オフィスデスクの基礎知識
2.オフィスデスクの選び方
3.まとめ
1.オフィスデスクの基礎知識
オフィスデスクを選ぶ前に、多く出回っている種類・サイズ・カラー・オプションを知っておくと失敗が少ないです。
ここからは、オフィスデスクの基礎知識をお伝えします。
・オフィスデスクの種類
オフィスデスクには、主に以下の種類があります。
➀平机
➁片袖机・両袖机
➂L字型・ラウンド型
➃フリーアドレスタイプ
それぞれの特徴を詳しくチェックしていきましょう。
➀平机
平机は、収納機能を持たないタイプです。
一枚板の天板に脚が付いた、シンプルなデザインになっています。
自由度が高く、サイドワゴンなどのオプションを活用すれば、容易に機能の拡張が可能です。
平机には、幅が広めのロングタイプもあります。
会議室やフリースペースの配置に適していて、一台を複数人で使えるのが特徴です。
➁片袖机・両袖机
片袖机は片側に、両袖机は両側に収納が付いたタイプです。
いずれも2~3段程度の引き出しが付いていることが一般的で、収納量に応じて使い分けられます。
片袖机は収納スペースが固定されるため、レイアウトがやや限られるのが特徴です。
一方、両袖机は管理しなければならない書類や備品が多くなりがちな幹部クラスのデスクに向いています。
➂L字型・ラウンド型
L字型タイプは、その名のとおり、天板がL字を描くデザインです。
天板が丸みを帯びているラウンド型の一種で、複数台のモニターや大型のデスクトップパソコンを置くのに適しています。
天板が広いぶん、書類を大きく広げられるため、両袖机と同じく大きめの収納スペースを要する幹部クラスのデスクに好適です。
90°のL字の他、カーブが緩やかな120°型もあります。
➃フリーアドレスタイプ
フリーアドレスタイプは、個々の席が固定されていないフリーアドレスオフィス向けです。
複数人でシェアすることを想定し、天板が広めに作られている他、連結を前提とした構造になっています。
フリーアドレスタイプは、一台にコンセントや配線機能が付属していることも特徴です。
対面・片面・円型など、タイプが複数あるため、オフィスの形状やシーンに合わせて選択できます。
・オフィスデスクのサイズ
デスクのサイズは、幅・奥行・高さで構成されています。
オフィスデスクの一般的なサイズは、以下のとおりです。
【幅】
定番の幅が、平机や片袖机にも多く採用されている1200mmです。
幅1000mmは省スペースなオフィスに、また幅1400mmは幹部クラスのデスクや両袖机向けとして知られています。
幅が1500mm以上あるとスペースを取るものの、複数台のモニター・デスクトップの配置に便利です。
【奥行】
デスクトップパソコンが置けて、事務作業もできる奥行が700mmです。
奥行600mmはスペースを取らずに配置できて、卓上のものに手が届きやすいサイズ感です。
ブラウン管のパソコンが主流だったときに出回っていた奥行800mmは、複数の書類やファイルを卓上で十分に保管できます。
【高さ】
1971年のJIS規格で定められた高さが700mmで、一般社団法人 日本オフィス家具協会(JOIFA)で推奨されているのが高さ720mmです。
高さ740mmは海外製によくある高さで、おしゃれなデザインが多いものの、日本人には少し高めになっています。
・オフィスデスクのカラー
オフィスの印象を大きく左右するのが、天板や脚といったデスクのカラーです。
定番のカラーは、以下のとおりです。
・ホワイト系
・ブラック系
・ライトブラウン(木目調)
・ダークブラウン(木目調)
オフィス全体が明るく見え、清潔感をプラスできるのがホワイト系です。
ややトーンを落としたグレーやライトブラウン・ダークブラウンといった木目調も、落ち着いた印象でまとめたいときにおすすめです。
ブラック系は近年人気のカラーで、高級感漂う空間を演出できます。
・オフィスデスクのオプション
席移動が多い、役職によって買い分けるのは手間といったときに便利なのが、オフィスデスクと組み合わせて使えるオプションです。
代表的なオプションを3つ紹介します。
【サイドワゴン】
サイドワゴンは、キャスター付きの引き出しです。
収納を持たない平机や、片袖机の収納機能向上のために組み合わせて使用できます。
なお、平机+サイドワゴンと片袖机では、後者のほうが割安になる場合があるため注意しましょう。
【机上ラック】
机上ラックは、オフィスデスクの卓上に収納機能を追加できるアイテムです。
天板に後付けできるようになっていて、書類やデスクトップ、モニターなどを収納できます。
高さをうまく活かせる2段式もあります。
【机上スクリーン】
机上スクリーンは、デスクトップパネルとも呼ばれる卓上に置くパーテーションです。
据え置き型と固定型があり、素材もアクリルやフェルトなどさまざまです。
フリーアドレスデスクなどの仕切りや目隠しといったプライバシー確保、卓上の落下物防止に活躍します。
2.オフィスデスクの選び方
種類やサイズが複数あるオフィスデスクは、使用シーンを想定して選ぶことが大切です。
ここからは、オフィスデスクの選び方を紹介します。
・作業内容で選ぶ
オフィスデスクの使用シーンのうち、まず目を向けたいのが作業内容です。
作業内容によって、適しているデスクはそれぞれ異なります。
デスクワークがメインなら、書類を十分に広げられる作業スペースの広いデスクが向いています。
幅や奥行が広めの平机や片袖机・両袖机の他、パソコンでの作業が多いならL字型(ラウンド型)もおすすめです。
ミーティングや打ち合わせ用には、複数メンバーが集まることを想定した、ロングタイプの平机やフリーアドレスタイプが好適です。
少人数の集まりなら、オプションのサイドワゴンを組み合わせるのも一案です。
日によってメンバーが変わる作業には、キャスター付きの平机や連結を前提としたフリーアドレスタイプが適しています。
メンバーによって臨機応変に使い分けられる、柔軟性の高いデスクを選びましょう。
・オフィスの規模・使い方で選ぶ
作業内容と一緒に確認したいのが、オフィスの規模と使い方です。
手狭なオフィスに、サイズが大きいデスクを置いてしまうと不便な上、快適性や作業効率が下がってしまいます。
また、リモートワークがメインのオフィスに、大型デスクトップを置けるデスクは必要ありません。
オフィスの規模と使い方を照らし合わせ、納得のいくサイズを探ってみましょう。
・レイアウト変更を加味して選ぶ
オフィスデスクを選ぶときは、会社の規模や使い方に加え、この先のレイアウト変更を想定してみてください。
オフィスを新設した当初は問題がなくても、使ううちに使い勝手の悪いところが見つかるかもしれません。
特にメンバーの入れ替わりが激しいオフィスでは、変更を求める声が挙がりやすいです。
リモートワークが推奨されるようになったことからも、オフィスのレイアウトや使い方は今後変わるものとして考えると良いでしょう。
3.まとめ:使用シーンと将来を見据えたオフィスデスク選びを
オフィスデスクには種類やサイズ、カラーが複数あり、使用シーンに合わせて選ぶことが求められます。
例えば、大型デスクトップを使う作業が多いなら、一般的なサイズである幅1200mm×奥行700mm×高さ720mmより大きめを選びましょう。
使用シーンを想定した上で、オフィスの規模や使い方、レイアウト変更を前提とした選び方をしてみてください。
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