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2024/06/07コラム

SDGsの目標をオフィスに取り入れる方法(その1)

SDGs(持続可能な開発目標)は、持続可能でより良い未来を実現するために国連が提唱している17の目標です。

本記事では、「SDGsの目標をオフィスに取り入れる方法(その1)」と題して、まずオフィスデザインにおいて、SDGsの目標を取り入れる方法について紹介します。

オフィス環境を改善しながら、持続可能な社会の実現に貢献する具体的なアイデアを探していきましょう。

 

INDEX


1.SDGsの大意

2.SDG3:すべての人に健康と福祉を

3.SDG7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに

4.SDG9:産業と技術革新の基盤をつくろう

5.SDG11:住み続けられるまちづくりを

6.SDG12:つくる責任つかう責任

7.SDG13:気候変動に具体的な対策を

8.SDG15:陸の豊かさも守ろう

9.SDG16:平和と公正をすべての人に

10.まとめ

 

1.SDGsの大意


SDGsは、「Sustainable Development Goals」の頭文字をとったもので、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。

2030年までに達成を目指すとして、2015年に国連で採択されました。

17のグローバルな目標には、達成するための細かな指標として、169のターゲットがあります。

これら169のターゲットには、目標を達成するためのより具体的なアクションが示されています。

 

2.SDG3:すべての人に健康と福祉を


このゴールは、あらゆる年齢のすべての人が、健康的な生活を確保できるような社会にする、というものです。

 

・健康を考慮したオフィスデザインにする

オフィスデザインにおいて、従業員の健康と福祉を優先することは重要です。

例えば、自然光を多く取り入れる設計やレイアウトを検討する、空気や雰囲気をよくするために観葉植物を置く、快適な温度管理ができるよう空調設備を整えるなどが求められます。

 

・フィットネススペースの設置、ストレッチの励行

オフィスにいると、同じ姿勢で仕事を続けることが多く、運動不足や疲労感に悩むワーカーも少なくありません。

ちょっと体を動かせるフィットネススペースを設置することで、健康維持とストレス軽減が期待できるでしょう。

 

3.SDG7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに


このゴールは、手頃で信頼できる、そして近代的な持続可能エネルギーをすべての人が手にできる状態を目指すものです。

 

・再生可能エネルギーの利用

オフィスビルに再生可能エネルギーシステムを導入することは、SDG7の目標に直接貢献します。

ビルにテナントとして入っている場合は難しいかもしれませんが、一部だけでも太陽光発電を利用するなど、クリーンなエネルギー消費を積極的に取り入れる姿勢を示すことは重要です。

 

・エネルギー効率の向上

オフィスでもっとも簡単に実践できるのが、エネルギー効率の高い照明や設備を使用することです。

例えば、既存の照明をエコになるLED照明に変えたり、無駄な電気を使わないように自動調光システムを導入するなど、小さなことからエネルギー消費を削減する取り組みを行っていきましょう。

 

4.SDG9:産業と技術革新の基盤をつくろう


強靭なインフラ整備と、技術革新の拡大を図るというのが、この目標のゴールです。

 

・スマートオフィスの導入

スマートオフィスとは、IoT技術を活用したオフィスのことです。
AIやチャットアプリ、業務管理ツールなどを組み合わせることで、生産性の向上が見込めるスマートオフィスが完成します。

 

・クリエイティブな発想を助けるスペースの整備

技術革新は自由な発想なくしては進化しません。

クリエイティブな発想を助けるスペースを、オフィスに置いてみるのも良いでしょう。

例えば、休憩しながらアイデアを練ることができるカフェスペース、フリースペースなど自由度の高い空間を作ってみてください。

 

5.SDG11:住み続けられるまちづくりを


このゴールは、都市と人間の居住地を安全で持続可能なものにするという目標です。

 

・グリーンスペースの拡充

オフィス周辺にグリーンスペースを設けることで、都市環境の改善、景観の美化に貢献できます。

自然と共生するオフィス環境を目指しましょう。

 

・移転時はアクセス向上を考慮する

これは、オフィス移転の際に限定されるアイデアですが、従業員の「通いやすさ」を確保するのもSDG11の目標に関連した取り組みといえます。

公共交通機関へのアクセスを重視することで、通勤時のCO2排出を削減し、住みやすい都市づくりに貢献できます。

 

6.SDG12:つくる責任つかう責任


やや抽象的なゴールですが、限りある資源を適切に使い、大量生産と大量消費という既存モデルからの脱却を目指すことが目標とされています。

 

・サステナブルな資材の使用

オフィスの内装や家具には、環境に優しい素材や再生可能な資源を使用することが推奨されます。

リサイクル可能な素材が使われているものを選ぶことで、環境負荷を軽減できます。

リサイクルできるゴミはできるだけリサイクルして、ものを大事に扱う社風を根づかせましょう。

 

7.SDG13:気候変動に具体的な対策を


世界的な異常気象が当たり前になりつつある昨今ですが、気候変動を抑えたり、自然災害の防止や軽減を目指して、SDGsに目標が設定されています。

 

・環境意識の啓発

ゴミの分別と似ていますが、従業員に対して気候変動対策の重要性を研修などで理解してもらい、環境を守るワークスタイルを日頃から心がけてもらうことが重要です。

 

・ペーパーレス化の推進

省エネ機器の使用や、ペーパーレス化を推進することによって、カーボンニュートラル(脱炭素化)に貢献することができます。

 

8.SDG15:陸の豊かさも守ろう


陸上生態系の保護や回復、砂漠化阻止が、この目標のゴールです。

 

・オフィス緑化計画

オフィス内外に植物を多く配置し、緑化プロジェクトに取り組んでみましょう。

室内の観葉植物や緑のカーテンは、生態系の保護だけでなく、温暖化の抑制、脱炭素化推進にも貢献します。

 

9.SDG16:平和と公正をすべての人に


世界的には、虐待や搾取、暴力をなくし、すべての人が公正な司法につながるようにというゴールがあります。

オフィスとしては、働きやすさを実現するための公正さを追求するのが良いでしょう。

 

・バリアフリーですべての人が平等に働ける環境に

日本でも、障害のある人に対する合理的配慮が話題です。

オフィス環境では、あらゆる世代、障害のあるなしに関わらずすべての従業員が平等に働けることが重要です。

バリアフリー設計や多目的トイレなどを、従業員に合わせて検討してみてください。

 

・公正な運営と風通しを保つ

風通しの良いオフィスを保つレイアウトを心がけ、人事や業務の割り振りが公正になるよう、透明性の高い環境を心がけてみましょう。

相談しやすく、孤立しにくいレイアウトなら、業務効率の向上も期待できます。

 

10.まとめ:次世代型オフィスへ進むため、SDGsに取り組みましょう


SDGsの目標をオフィスデザインに取り入れることで、企業は持続可能な社会の実現に貢献しつつ、従業員にとって働きやすい環境を提供できます。

オフィス移転や改装を検討している企業は、これらの目標を意識したデザインを導入することで、企業としての持続可能な発展を実現できるでしょう。

今回取り上げた以外のSDGsの目標にも、オフィスデザインのヒントはきっと隠れているはずです。

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