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2023/11/06コラム

学生を惹きつけるオフィスとは。学生に好まれるオフィス環境

就活生にとって、オフィス環境は入社の決め手にもなる重要事項です。

就活にまつわるアンケート調査では、就活の際に働きやすさと同じくらい働く場所、すなわちオフィス環境を重視するという学生が多い傾向が見てとれます。

 

INDEX


1.就職市場は学生にとって有利な状況が続く

2.今の学生が思う「理想の職場」とは?

3.学生に好まれるオフィスを作る実例アイデア

4.価値観は変化する、理想のオフィス観も変化する

5.まとめ

 

1.就職市場は学生にとって有利な状況が続く


慢性的な人手不足はあらゆる業界において、この数年間ずっと深刻な問題となっています。

採用担当者にとって、人材不足の中で優秀な学生を採用するのは至難の業と言えるでしょう。
しかし、「弊社にはこんな魅力がある!」というアピールポイントがあれば、採用活動にも光が見えてきます。

少子高齢化の日本では、これからも学生に有利な売り手市場が続くと予想されるため、優秀な学生を採用するには、学生の求めるものを魅力として打ち出す必要があります。

 

2.今の学生が思う「理想の職場」とは?


あるデータによると、今の就活生が企業に求めるものは「長期的な安定性」、「将来の成長性」、そして「充実した福利厚生」とされています。

具体的に望む福利厚生には、「家賃補助」、「通勤交通費の支給」、「育休やリフレッシュ休暇制度」などが挙げられています。

一方で、労働の環境(オフィス環境)と条件(ワーキングスタイルや福利厚生など)のどちらをより重視しているかというアンケートでは、約60%の就活生が環境と回答したというデータもあります。

今は、キャンパス内にアクティブラーニングスペースと呼ばれる、IT環境の整ったカフェのように自由度の高い勉強のためのスペースを完備する大学も増えています。

充実した環境で勉強することに慣れた学生たちは、オフィスにもキャンパスと同様の水準を求める傾向があり、会社を見学する際に「清潔感」や「業務スペースの雰囲気、広さ」をチェックしている学生も少なくないようです。

就活生にとって、PCやWi-FiといったIT設備が快適に使えて、職務スペースが広く、トイレや休憩室が清潔で使いやすいというオフィスが理想とされています。

反対に、レイアウトが使いにくく不便なオフィス、エアコンやIT環境が快適ではない古いオフィスは好まれず、仕事がしにくいと感じているようです。

また、リフレッシュスペースが狭いオフィスも、業務効率が下がると考える学生が多いことが分かっています。

新卒入社の学生にとって社会人になることは楽しいことばかりではありません。

社会の一員として働き対価を得る、自分の人生の新たな段階で目標を設定する、という社会人ならではの楽しみもありますが、それよりも「毎日通勤して仕事ができるだろうか」、「先輩や上司と上手くやっていけるだろうか」、「仕事はつらくないだろうか。やりがいを持てるだろうか」と、心配や不安ばかりを探してしまう人も少なくありません。

快適なオフィス環境を提供するのは、こうした学生の不安を和らげる効果もあります。

 

3.学生に好まれるオフィスを作る実例アイデア


上記の傾向をふまえて、学生に好まれるオフィスについてアイデアをまとめてみました。

新卒生の採用に力を入れたい時、参考にしていただければ幸いです。

 

・PCにタブレット、デジタル機器の使いやすいレイアウトに

25年前、30年前と比較すると、オフィスでの「仕事のかたち」は大きく変わっています。

特に、コロナ禍をきっかけにテレワークが急速に普及したこの5年で、DX推進も加速して一気に様変わりしたというオフィスも多いでしょう。

しかし、学生は生まれた時からスマホがあり、小さな頃からYouTubeをはじめとするデジタルコンテンツに触れてきたデジタルネイティブ世代。

PCやタブレットを使って学習するのも当たり前で、仕事も同じようにデジタルツールを使って行っていきます。

紙ベースでの業務を前提としたレイアウトのままだと、デジタルツールに慣れた学生にとって大きなギャップとなってしまいます。

PCを使いやすいデスクとチェア、タブレットを持参してささっと作業できるスペースなど、現代に合わせたオフィスレイアウトを意識してみましょう。

 

・個人の業務スペースをしっかり区切って集中しやすい環境に

多様性を重視する現代は、個の時代とも言われます。

一人で集中して業務に取り組めるスペースを確保することで、魅力的なオフィスと感じてもらいやすくなるでしょう。

背の低いパーテーションを使って、状況に応じてレイアウトを変えられるようにしたり、背の高いパーテーションをうまく使って完全に一人になれる環境を作ったり、業務内容に応じてさまざまな選択肢があります。

 

・カフェのようなリラックススペースを設けてメリハリを演出

オフィスに出社するのが楽しみになるようなデザイン性も、学生にとって魅力的に映ります。

例えば、休憩室や仮眠室など、業務から束の間解放されてリラックスできるスペースを作るのはいかがでしょうか?

カフェのようなレイアウトデザインにして自販機やコーヒーサーバーを設置するのも良いですし、のんびりできるソファやハンモックなどを配置して遊び心を感じる空間を作るのもインパクトがあり、おすすめです。

 

・会議室や休憩スペース、自由に使える空間を空けておく

全国にある大学のおよそ7割は、個人でもグループでも使える自習室とは少し異なった学習のためのスペースがあると言われています。

こうした広い場所で作業をするのに慣れている昨今の学生にアピールするためには、「会議室」、「休憩室」を明確に分けないレイアウトも良いかもしれません。

パーテーションや稼働式の大テーブルなどをレイアウトして、アイデア次第でいかようにも変えられるスペースを確保することで、先進的な企業であることを示せるはずです。

 

・広さを感じられるレイアウトに変更してみる

これは学生に限ったことではありませんが、広いオフィスはそれだけで開放感があり、仕事がしやすいと感じられます。

スペースには限りがありますが、色の持つ効果を組み合わせてごちゃごちゃした印象にならないようにしたり、棚やパーテーションの高さを低めに設定したりして、少しでもオフィスが広く見えるようなレイアウトを目指してみましょう。

家具の配置を変えるだけで、見た目や感じ方ががらりと変わることもよくあります。

学生だけでなく、社員全員が働きやすい環境を目指して、年度内にレイアウトを整えるのもおすすめです。

 

4.価値観は変化する、理想のオフィス観も変化する


時代が進むにしたがって価値観が変化するように、理想のオフィスもその姿を変えていきます。

特に、ここ数年はDX推進の動きや、感染対策に特化したオフィスレイアウトが台頭したことで、10年〜20年分の進化を経験したと言っても過言ではないでしょう。

時代に取り残されたオフィス環境は、今いる社員の働きやすさをも阻害します。

新卒で入社する学生のためだけでなく、今いる社員のためにも、仕事のしやすいオフィスや会社に来るのが楽しくなるオフィスを目指してみましょう。

 

5.まとめ:優秀な人材に好まれるオフィス環境を整える


快適なオフィス環境は、出社するのが楽しみになり、オフィスで過ごす時間を充実した時間と感じやすくなります。

新卒が働きやすい職場には優秀な人材が集まりやすく、人が集まることで誰もが業務に圧迫されず快適に仕事ができるようになるはずです。

人材獲得は、中長期的な企業成長にも欠かせないファクターと言えます。

その足がかりとして、まずオフィスレイアウトについて検討してみてはいかがでしょうか。

 

サン・プランナーは東京・名古屋・福岡を中心にオフィスのレイアウト・プランニング、インテリア・内装工事、電気系統・通信工事、電話・OA機器販売、オフィス家具販売、引越し、原状回復工事、オフィスツール、採用効率向上オフィスの事業内容を展開しています。

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