従業員の知的想像力を刺激して、より自由な創造性を発揮させるオフィスを、クリエイティブオフィスと言います。
クリエイティブオフィスは、経済産業省もその実現を推進しており、「働きやすさ」と「業務効率化=企業成長」を達成する効果的なアイデアとされています。
INDEX
1.クリエイティブオフィスの魅力とは?
2.知的想像力を促すオフィスデザインの重要性
3.具体例から学ぶクリエイティブオフィスの作り方
4.まとめ
1.クリエイティブオフィスの魅力とは?
クリエイティブオフィスとは、従業員の知的想像力を促して、一人一人の創造性を高めたり、イノベーションを引き出せたりするようなオフィス環境のことです。
業種によって、どのような状態を「クリエイティブ」と定義するかはさまざまですが、一般的なクリエイティブオフィスとは、次のような条件が整っているオフィスと言えるでしょう。
・開放的な空間
開放的な空間と従業員同士の自由なコラボレーションを可能にする雰囲気づくりは、クリエイティブオフィスの重要な条件のひとつです。
壁を取り払ってオープンな空間を作ることで、従業員同士の交流やアイデアの共有が促進されます。
交流のない部署同士でもアイデアが自由に飛び交うような環境が、仕事に対する新たな発見や洞察を生んでくれるはずです。
・自然光と緑
自然光と緑に溢れた環境は、クリエイティブな思考を刺激すると言われています。
大きな窓から差し込む自然光は、明るさと活力を与え、創造性を高めます。可能であれば、天窓などを検討しても良いかもしれません。
さらに、観葉植物や壁面緑化といった自然の要素を取り入れることで、リラックスした雰囲気を醸し出し、ストレスの軽減や集中力の向上にもつながります。
植物の世話がたいへんという場合は、フェイクグリーンもおすすめです。インテリアショップや雑貨店のフェイクグリーンは、サイズ展開も豊富でオフィスに合った形状、サイズを選びやすく、簡単におしゃれな空間を演出することができるでしょう。
世話をしなくても枯れることがないので、気軽に導入しやすいアイテムになるはずです。
・快適で多様なワーキングエリア
従業員が自分に合った場所で作業できるよう、多種多様なスペースを設けることで、今までにないアイデアを生み出す可能性を高めることができます。
個人作業に適した静かなスペース、グループワークに適したコラボレーションエリア、リラックスできる休憩スペースなどを設定して、従業員が自由に移動して、自分にとって最適な場所を選択できるようにすることで、創造性と生産性を向上させます。
・インスピレーションを刺激するアートやデザイン
クリエイティブオフィスを作るために、五感を刺激するアートやデザインをオフィスに取り入れることもあります。
絵画や彫刻といった美術品、またはユニークな壁面デザインとインテリアなどが、従業員の感性を刺激してアイデアの源泉となります。
社内の展示スペースやコミュニティエリアに、従業員のクリエイティブな成果を発表し合う場を設けるのも良いでしょう。
2.知的想像力を促すオフィスデザインの重要性
知的想像力を促すオフィスデザインは、従業員の能力向上や企業の競争力強化に直結します。創造的な環境を提供することで、従業員はより効果的に問題解決に取り組み、イノベーションを生み出すことができます。
したがって、組織はオフィスデザインに積極的に取り組み、知的想像力を引き出すための環境を整えることが重要です。
経産省も、2007年からクリエイティブオフィスの導入を推進してきました。
昨今は、コロナ禍によって働き方や価値観が多様化して、「働きやすさ」の真の意味が問われるようになっています。
クリエイティブオフィスの構築は、働きやすい会社という価値を社内外へアピールする上で、効果を発揮する施策といえるでしょう。
3.具体例から学ぶクリエイティブオフィスの作り方
では、具体的にどのようなスペース、施策を講じれば今までのオフィスをクリエイティブなオフィスへと変えることができるのでしょうか?
よく設けられるスペースやアイデアを、ご紹介します。
・カフェエリアを作る
リラックスできるカフェスタイルのエリアを作り、従業員がくつろぎながらアイデアを出し合える場を提供します。
オープンスペースを設ける時には、カフェコーナーを作っておけばティーブレイクの際に普段交流のない従業員同士がコミュニケーションを取りやすくなります。
・オープンキッチンやフードバーを設ける
従業員が食事や軽食を楽しめるスペースを設け、コミュニケーションや交流の場として活用します。
ランチミーティングを行ったり、アートを展示するスペースを設けて楽しく食事ができる場にしたり、想像力を刺激する場にするアイデアはいろいろあります。
・ブレインストーミングスペースを作る
アイデアを出し合うための専用のスペースやホワイトボードを設け、チームの創造力を引き出します。
「会議するまでもないけれど話し合いたい」、「会議よりもざっくばらんに考えをまとめたい」、「ワイワイ・ガヤガヤして率直な意見交換をしたい」という場合、特に役に立ちます。
・エンターテイメントエリアを設置する
ゲーム機器やフットボール台などを設置して、ストレス解消やリフレッシュの場として活用します。
オフィスのスペースが限られている場合は、ボードゲームやカードゲームができるような場を設けるだけでも、従業員のリフレッシュに一役買ってくれるのではないでしょうか。
遊べるオフィスと言えば、Googleのオフィスが有名ですが、日本でも柔軟な発想を求めるために遊び場のような一角を設けるオフィスが出始めています。
自由な発想はデスクに向かっているだけでは出てこない、ということでしょうか。
・柔軟なレイアウト可能な構造にする
ここに挙げたようなスペースをすべて確保するのは、難しいことです。
オフィスは本来仕事をするスペースなので、創造性を刺激することだけに特化するわけにはいきません。
オフィスを有効活用するアイデアとしては、可動式の仕切りや家具を活用し、スペースの使い方を自由に変えるという方法がおすすめです。
限られたスペースをフレキシブルに使うことで、より自由度の高いオフィス設計が可能になります。
4.まとめ
クリエイティブオフィスは、従業員の働きやすさと業務効率の向上を達成し得るものです。
ICTツールを用いたり、オフィス専門のデザイナーに相談したりすることで、会社にもっともふさわしい令和仕様のオフィスを構築することができるでしょう。
オフィス移転や家具の刷新のように大きなプロジェクトでなくても、家具のレイアウトを変更する、観葉植物を増やして癒しの空間を増やす、コーヒーサーバーとオフィスお菓子で小さなカフェスペースを作る、など小さくても実現できるアイデアはたくさんあります。
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