仕事で一日の大半を過ごすオフィス。
オフィス環境は従業員のモチベーションや生産効率に大きな影響を及ぼします。
今回は、そんなオフィスづくりのポイントや、おしゃれな雰囲気の中でリラックスして業務に従事できる『カフェスタイル』のオフィスについてご紹介します。
INDEX
1.オフィスデザインのメリット
2.オフィスデザインのために
3.カフェスタイルのオフィスづくり
4.まとめ
1.オフィスデザインのメリット
近年、働き方改革の実現に向けてオフィス改革を実施する企業が増えています。
オフィス内のデザインを見直すことで、「生産性の向上」「コミュニケーションの促進」「企業理念の浸透」の3つの効果が期待できます。
・生産性の向上
清潔感があり整然としたオフィスは社員の集中力や意欲を高めます。
オフィスが快適だと社員は仕事をスムーズに進めることができ、結果として生産性の向上につながります。
・コミュニケーションの促進
コミュニケーションの促進は会社の中で最も重要なことであるともいえます。
人間関係の円滑化や風通しの良さは、創造性や知見の成長にもなり得ます。
何気ない会話からアイデアが浮かぶこともあるので、部署を問わない幅広い人間関係が形成されることが理想的です。
・企業理念や目標の浸透
社員の中には働いているうちに日々の業務がルーティン化し、会社の理念や目的を見失ってしまう人も多く存在します。
そのため、例えば理念を具現化したデザインをオフィス内に施すことで、社員の意識向上につなげることができます。
社員全員で理念や目的を共有することが、組織力の向上を図るうえでとても重要です。
2.オフィスデザインのために
オフィスデザインは会社の雰囲気に大きく影響を与え、それが直接会社のイメージにもつながります。
インテリアを選ぶうえで大切なことは「コンセプト」と「機能性」です。
まず初めに「コンセプト」を決めましょう。
カジュアル、モダン、スタイリッシュ等さまざまなテーマの中から、企業のイメージに合わせて選ぶと良いと思います。
次に重要なものが「機能性」です。
オフィスは仕事をする場所なので、机や椅子など長時間使用するものは特に機能性も重視して、少しでも働きやすさが向上するようにしましょう。
また、観葉植物・ディスプレイ・マガジンラックなどのインテリアもオフィスの雰囲気づくりのために導入を検討すると良いでしょう。
また、エントランスと応接室に注意してオフィスレイアウトを行うことで、従業員の働き方のみでなく人材採用の観点にも良い影響を与えます。
3.カフェスタイルのオフィスづくり
オフィスデザインには様々なスタイルがあり、働き方や企業のイメージに沿ってスタイルを考えましょう。
ここからは、居心地の良さと自由度の高さを兼ね備えたカフェスタイルについてご紹介します。
カフェのデザインが醸し出す「リラックスできるオシャレな雰囲気」が人気を集めていることから、近年はそのデザインがオフィスインテリアに取り入れられるようになりました。
カフェスタイルにはブルックリンやレトロなどの様々なデザインジャンルがあり、好みに合わせてテイストを選択できます。
デザインの種類が豊富であるものの、木材とシンプルな色使いを使用するのはカフェスタイルの共通した特徴で、温かみがあり落ち着く空間が演出されています。
カフェスタイルは近年求められている自由な働き方との親和性が高く、多くの企業に取り入れられているスタイルです。
オフィス全体にカフェスタイルを取り入れる企業もありますが、フリーアドレススペースや休憩スペースなどに部分的に取り入れる企業が多いです。
ここからは、カフェスタイルのオフィスづくりのためのポイントをご紹介します。
・空間づくり
カフェスタイルをつくるためは、柔軟性が高く、落ち着く空間を演出することが重要です。
【柔軟性の高い空間づくり】
カフェスタイルがオフィスデザインに取り入れられる最大の理由は、その柔軟性の高さにあります。
カフェ特有のフレキシブルなデスク配置は、近年求められている、場所と時間にとらわれない働き方にマッチしています。
固定席が設けられた従来のデスクスタイルから、その日の気分や使用用途に合わせて自由に作業場所を選択できるフリーアドレスに変更しましょう。
多くの企業はカフェスタイルと親和性の高いフリーアドレスを併せて導入しています。
カウンター席やテーブル席、ボックス席など複数のデスク配置を取り入れることで、通常業務の他にもミーティングや休憩スペースなど、様々な用途に使用できます。
ただし、すべての席をフリーアドレスにしてしまうと、集中したい人にとってはストレスを感じる空間になりかねません。
フリーアドレスの導入と併せて集中ブース設けることで、すべての社員が気持ちよく過ごせる空間をつくりましょう。
【居心地の良い空間づくり】
カフェスタイルを作るために重要なポイントとなるのが、居心地の良い空間づくりです。
従来のオフィスではデスク配置によってほかの社員と対面となり、緊張感からストレスを感じやすい環境でした。
社員のストレスを軽減して生産性を向上させるためにも、デスク配置には注意が必要です。
効果的に仕切りを配置することで、プライバシーへの配慮にもつながります。
社員同士の距離感に十分注意したゾーニングを心掛けましょう。
・テイストの決定
カフェ風スタイルには、レトロやフレンチ等様々なデザインテイストがあります。
ここからは、オフィスに適したカフェスタイルのテイストをご紹介します。
【ナチュラル】
淡い色味とナチュラル素材を用いて作る、シンプルで温かみのあるデザイン。
【ブルックリン】
工業的で無機質な空間の中に温かみを取り入れた独創的なデザイン。
詳しくは『オフィスデザイン【ブルックリンスタイル編】』をご覧ください。
【北欧】
シンプルで程よくリラックスできる洗練されたデザイン。
詳しくは『オフィスデザイン【北欧スタイル編】』をご覧ください。
・壁紙/床材
壁紙と床材は空間全体の雰囲気に影響するため、オフィスづくりで非常に重要なポイントです。
カフェ風スタイルには、白・茶・グレーなどの落ち着いた色合いを選択しましょう。
温もりのある空間にしたい場合はホワイトなどの淡い色、落ち着きのある洗練された空間を目指すなら、ブラウンやグレーなどの濃い色を使用しましょう。
木材やレンガ、タイル、クッションフロア、コンクリートなど、表情のある素材を使用することで、無機質にならない工夫ができます。
・照明
壁紙・床材と同じように、照明は空間づくりに大きな影響を与えます。
作業スペースでは生産性向上のためにも明るい照明の使用をおすすめしますが、休憩スペースでは暖色系の明かりを取り入れることでリラックスできる空間を演出できます。
また、間接照明を使用することでこだわりのあるオシャレな雰囲気を醸し出せます。
・家具
空間づくりで最も重要なポイントは、統一感を持たせることです。
オフィスのテイストに合わせて家具のデザインを選びましょう。
【木製家具】
カフェスタイルの家具選びで、外せない素材が木材です。
アースカラーは集中力を高める効果があるため、デスクを木製のデザインにすることで、生産性の向上にもつながります。
椅子は座り心地や機能性を十分注意した上で、アースカラーのものを選択することがおすすめです。
その他の家具も、ヒヤシンス素材・ラタン素材など、自然由来の家具を取り入れることで、温かい空間を演出できます。
【グリーン】
温かさと安らぎを感じる空間づくりのために、オフィスにグリーンを取り入れましょう。
観葉植物や卓上ガーデンなど、緑を取り入れることで落ち着く空間を演出できます。
スペースに制限がある場合は、観葉植物を天井から吊るしたり、ウォールグリーンを導入する方法もあります。
【小物】
よりオシャレなオフィスにするために、小物をふんだんに使用して個性的な空間をつくりましょう。
カフェ風オフィスをつくるために、こちらの小物を参考にしてください。
・ドライフラワー
・サインボード
・ポスター
・木材アイテム
・看板やプレート
・絵や写真
4.まとめ
以上、オフィスデザインのメリットとカフェデザインのつくり方についてご紹介しました。
コンセプトと機能性の両方を考慮したデザインにすることで、「生産性の向上」「コミュニケーションの促進」「企業理念の浸透」に好影響を与えます。
また、カフェデザインのオフィスは、自由度が高く落ち着きのある空間を演出することができます。
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