2021年はコロナ禍で働き方が変わってきたことにより、「可変性」や「コミュニケ―ション」がオフィスデザインのキーワードとなりました。
さて、2022年のトレンドはどうなるのでしょうか?
今回は2022年のオフィスデザインのトレンドについて考察していきます。
INDEX
・オフィスデザインとは
・2022年のオフィスデザインのトレンド
・まとめ
オフィスデザインとは
オフィスのトレンドを考察する前に、そもそもオフィスデザインには何が必要か。オフィスデザインの目的やデザインがもたらす効果について、今一度整理してみましょう。
オフィスデザインには、以下のような目的があると考えられています。
- 生産性の向上
- コミュニケーションの活性化
- 一体感の醸成
オフィスの導線やデザインを整えることで、社員の生産性やモチベーションを向上させることができ、企業にとっても社員にとってもメリットがあると言えます。
それでは、それぞれご紹介していきます。
生産性の向上
オフィスデザインを変更することで、社員の生産性向上に繋げることができます。
社員は多くの時間をオフィスで過ごします。人によっては活動時間の半分以上をオフィスで過ごすこともあるでしょう。そのため、オフィスが快適に過ごせる場所であれば、社員のストレスも軽減され、結果的に生産性向上に繋がります。
生産性が上がることは、企業にとっても残業時間の削減など大きなメリットとなります。
コミュニケーションの活性化
オフィスデザインは、社員同士のコミュニケーションにも大きな影響を及ぼします。コミュニケーションが取りやすいデザインやレイアウトに変更することで、新しいアイデアが生まれるきっかけとなったり、ミスを事前に防ぐことができるなど、コミュニケーションの活性化がもたらすメリットは大きいです。
一体感の醸成
オフィスデザインによって、社員の愛社精神や一体感に好影響をもたらすことも可能です。例えば、企業理念から想起したオリジナルアートをオフィスの壁面に施したり、企業カラーと調和する家具を設えたりするなど、企業の想いをオフィスで具現化することで、社員が企業ブランドを体感・共有することができます。
2022年のオフィスデザインのトレンド
2022年のオフィスデザインのトレンドは2021年に引き続き「多様な働き方」がキーワードになりそうです。
リモートワークを取り入れた働き方が多くの企業で浸透しつつあるため、より複合的で柔軟な働き方が広がっていくと考えられます。
具体的には、下記のような観点がトレンドとして挙げられます。
- リフレッシュスペースの確保
- コミュニケーションをデザインするオフィス
- 個性、オリジナリティをデザインで表現
- ハイブリッドワークの拡大
- 開放感がある空間デザイン
- 仕事用フリースペースの導入
それでは、それぞれご紹介していきます。
リフレッシュスペースの確保
近年社員の気分転換ができるリフレッシュスペースを導入する企業が増えています。
オフィスにいながら自宅のように快適に過ごせるソファなどを設置し、社員同士のコミュニケーションが深まるようなオフィスデザインが注目されています。
海外でも自宅のようにくつろげるフリースペースを導入している企業も多く、社員のストレス軽減、満足度の向上に期待ができるリフレッシュスペースは2022年のオフィスデザインのトレンドとしても注目されています。
コミュニケーションをデザインするオフィス
働き方が変わりゆく近年では、会社に出社した場合のコミュニケーションが重要視されています。
オフィスは社員同士でコミュニケーションを取る場でもあります。オフィスのレイアウトによって、コミュニケーションを活発化させることも2022年の大きなテーマになると予想されています。
個性、オリジナリティをデザインで表現
リモートワークなどの働き方が普及している影響で、オフィスに出社することの意義を改めて問われるようになりました。
そのため、仕事のしやすさ、働きやすさといった機能性に加えて、個性的で愛着が沸くような意匠性にも再び注目が集まっています。社員が出社したくなるような、会社に来ることでワクワクするような、プラスαのデザインが求められることでしょう。
ハイブリッドワークの拡大
2020年から2021年で変化したことの一つに、「ハイブリッドワークの拡大」が挙げられます。
企業によっては出社回数が週に2回程度になるなど、会社に出社する日数の方が少ないこともあります。リモートワークとオフィスワークの両立を前提として、デスクやミーティングスペースのレイアウトを考えてみても良いかもしれません。
開放感がある空間デザイン
例えば、ガラス張りのパーテーションを使うことで、奥行きが出て開放感を演出することができます。また自然光を多く採り入れられるオフィスにすれば、太陽の光を受けながら気持ちよく働くことができます。
また、スケルトンタイプの天井を利用することも手法の一つです。天井が低いオフィスでは圧迫感を感じることもありますが、天井をスケルトンタイプにすることで、開放感のあるオフィスを演出することが可能です。
気分が塞ぎ込みがちな世相の中、オフィスを明るくすることはメンタルヘルスの観点でも重要です。
※スケルトンタイプの天井は、ビルによって使用の可否があります。導入を検討される際は、事前に施工会社に確認しておきましょう。
仕事用フリースペースの導入
休憩スポットとしてのフリースペースだけでなく、仕事をするためのフリースペースの導入が注目されています。
仕事用のフリースペースを導入することで、社員はその日の業務に合わせて場所を選ぶことができるようになります。また、毎日場所を変えられるので、リフレッシュ効果も期待できます。
最近ではエントランスから見える位置にフリースペースを導入し、開放感のある場所で顧客対応する企業も増えています。
まとめ
オフィスデザインには、生産性の向上、コミュニケーションの活性化、一体感の醸成などの目的・役割があります。
2022年のオフィスデザインは、2021年から引き続き「働き方の変革」を意識したデザインがトレンドになりそうです。具体的には、「リフレッシュスペース」「コミュニケーションデザイン」「個性・オリジナリティ」などがキーワードとして挙げられます。
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最後までご覧いただきありがとうございました。