コロナ禍でオフィス作りをする上で、注目を集めているのが「個人ブース」です。
近年のトレンドとしてはオープンスペースを導入する会社が増えていましたが、ソーシャルディスタンスを保つ、オンライン商談のスペースを確保するなどの目的で、「個人ブース」を導入する会社が増えています。
個人ブースといっても、タイプによっては低コストで導入することも可能です。
こちらの記事では、オフィスの個人ブースの活用方法やメリットなどをご紹介していきます。
INDEX
- オフィスの個人ブース(OPENタイプ)とは
- 個人ブース(OPENタイプ)を設置するメリット
- 個人ブース(OPENタイプ)の効果的な設置場所
- オフィスに設置する個人ブースの種類
- 個人ブース(OPENタイプ)の利用ルール
- 個人ブース(OPENタイプ)の設置目的
- オフィスで導入するおすすめの個人ブース
- まとめ
オフィスの個人ブース(OPENタイプ)とは
個人ブースとは、周囲の視線や雑音などを遮断し、個人で業務を集中して行うことができるスペースを指します。
個人ブースの中には机と椅子だけのシンプルな作りが多く、余計なものが置いていないため、業務に集中して取り組むことができます。
個人ブース(OPENタイプ)を設置するメリット
続いて、個人ブースを設置するメリットについてご紹介していきます。
個人ブースを設置するメリットは以下になります。
● Web会議などで活用可能
● 業務効率アップが期待できる
それでは、一つずつご紹介していきます。
Web会議などで活用可能
新型コロナウイルスの影響で、テレワークやフレックスタイム制を導入する企業が多く、
その影響もあり、会議などはZOOMなどを用いてオンラインで会議をすることも増えています。
一般的なオフィスの場合は周囲の話し声などがマイクに入ってしまい、上手く伝わりにくくなります。
また、機密性の高い話をする際に、オープンスペースでは周囲の人達に丸聞こえになってしまいます。
そのため、個人ブースがあれば、個室でWeb会議をすることも可能となり、聞こえてはいけない会話も気にすることなく会話することができます。
また、個人ブースといってもタイプは様々で、数人が入れてミーティングを行うようなスペースとして活用することができるものもあります。
業務効率アップが期待できる
個人ブースを設置することで、目の前の業務だけに集中することができます。
一般的なオフィスの場合、どうしても周囲の声や何らかの音が聞こえてしまい、人によっては集中力が欠けてしまいます。
また、大事な業務をしている場合や、絶対に間違えられない計算などをしている時に誰かに話しかけられてしまうと、業務そのものに支障が出ることも考えられます。
個人ブースを設置することにより、これらのことが防げるようになり、結果的に業務効率化を図ることができます。
個人ブース(OPENタイプ)の効果的な設置場所
個人ブースを設置する場合、設置に適した場所があります。
個人ブースの設置場所を考えずに適当に個人ブースを設置してしまうと、有効な活用方法にならない場合もありますので、ぜひ参考にしてください。
人の出入りが少ない場所に設置する
個人ブースを設置する場合、まずは人の出入りが少ない場所に設置することが重要です。
個人ブースといっても、人の気配を感じると業務に集中できないことも多いため、人の出入りが少ない場所に設置しましょう。
個人ブースといってもOPENタイプの場合はパーテーションで区切られているものなど、簡易的なものが多いということを忘れないようにしましょう。
雑音や声が聞こえない場所に設置する
個人ブースを設置する場合、雑音や声が聞こえない場所に設置することも大切です。
例えば、休憩スペースやフリースペースなどが近くにある場合、人の出入りが少なくてもどうしても雑音や人の声が聞こえてしまいます。
このような場合、せっかく個人ブースを設置しても業務効率化を図ることが難しくなることもありますので、落ち着いて業務が行える設置場所を見つける必要があります。
オフィスに設置する個人ブースの種類
オフィスに設置する個人ブースの種類をいくつかご紹介していきます。
パーテーションタイプ
パーテーションでブースを区切る方法です。
パーテーションタイプであれば区切るためのパーテーションと机と椅子を購入すればいいだけですので、導入コストも一番低いです。
特に工事なども必要なく、スペースさえ確保できればすぐにでも個人ブースを設置することができます。
また、パーテーションタイプであれば簡単に増設や減設が可能になるというメリットもあります。
加えて、今使用しているデスクにパーテーションを設置する場合は1万円~と手ごろな値段で設置可能です。
遮音性の高い個室型ブースタイプ
遮音性の高い個室型ブースタイプは主に電話ボックスのように小さい個室型のブースが特徴で、遮音性に優れており、高い集中力の維持が期待ができます。
また、遮音性の高い個室型ブースタイプであれば周囲に聞かれたくない内容のWeb会議や電話をするスペースとしても活用することができます。
ソファ型のブース
ソファ型のブースは個室ブースの椅子をソファにしたブースです。
数人同時に使用できるものもあり、主にリフレッシュ効果に期待ができます。
例えば、長時間同じ業務をする場合、普通の椅子では体に負担がかかってしまいます。
ソファ型であれば長時間業務に集中することができるだけでなく、業務の隙間で仮眠を取ることもできます。
コーヒーを置けるサイドテーブルなどがあれば、さらに業務効率化の期待ができます。
個人ブース(OPENタイプ)の利用ルール
オフィスの個人ブースを設置する際はあらかじめルールを決めておく必要があります。
個人ブースを設置しても中で大きな声で通話をしていたり、個人ブースで業務をしている人に気軽に話しかけられる環境の場合は個人ブースを設置する意味もなくなってしまいます。
例えば、「利用する際は〇時間まで」・「個人ブースを利用している人には緊急の時以外話しかけない」・「事前予約必須」などといった運用ルールを決めておくことが大切です。
また、個人ブースを利用する際のルール設定をしてマニュアルなどを作成し、個人ブースに置いておくこともおすすめです。
個人ブース(OPENタイプ)の設置目的
個人ブースを設置した後にルールを決めることも大切ですが、なぜ個人ブースを設置するのかを明確にしておく必要があります。
先ほど個人ブースの種類をご紹介しましたが、個人ブースの種類によっても特徴が異なります。
個人ブースの導入目的が何なのかが明確であれば、自ずとどの種類の個人ブースを導入すれば良いかも明確になります。
オフィスで導入するおすすめの個人ブース
ここからは、オフィスで使用するおすすめの個人ブースをいくつかご紹介していきます。
WORKPOD(コクヨ株式会社)|1名用
優れた換気性能でクローズド環境を実現。Web会議や集中作業、少人数でのミーティングに最適なワークポッド。
・換気性能
内部の空気循環と温度上昇抑制に配慮しています。換気効率に優れた機械給気方式を採用。人感センサーにより、ユーザーの操作不要で利用時は常に換気された状態でご利用出来ます。WORKPODの内部は計算上約40秒毎に換気される仕様にしています。
※圧力損失を含まない性能値より算出
・デザイン性と遮音性を両立
ガラス面を最大化させたフレームで開放感のあるデザインが特長です。
採光性にも優れています。
ガラスには強化合わせガラスを使用し遮音性にも配慮しています。
・ディスプレイ設置、LANの追加も可能
オプションの取付け金具でディスプレイの設置も可能です。(任意の高さに設定可)配線を露出させず、意匠性を保ちます。
(取付可能ディスプレイ:20kgまで。VESA75mm・100mm規格対応)
LAN用のコンセント追加が可能です。(標準はCAT6)詳しくはお問い合わせください。
その他にもオプションをご用意しています。詳しくはお問い合わせください。
ミニマル・ワークブースPa・0【パオ】(タック株式会社)|1名用
ミニマル・ワークブースパオは空いているスペースに簡単設置。※簡易施工なので移動・撤去も楽々です。
・防視
外部の視線を気にすることなく、セキュリティとプライバシーを確保。
・防音
会話の声が外に漏れない防音仕様。周囲を気にする必要がありません。
・換気
外気との強制換気により、常に清浄な安心空間を維持します。
・照明
デスク面、PC画面操作、テレビ会議に最適な明るさを確保します。
・施工
組立、施工時間を劇的に短縮する構造設計。見えない費用を抑制。
・移動
キャスターにより、レイアウト変更も短時間。分解・再組立も可能。
・採光
周囲の光を採り入れ、ストレス、閉塞感のない自然な快適空間。
・給電
リモートワークに必要な給電設備は万全。100V・USB。
Atrium【アトリウム】(小松ウォール工業株式会社)|1名用
Atriumは、オープンオフィスやフリーアドレスが増加する現在のオフィスにおいて、視線を遮り、集中した作業を可能にするワークブースです。働き方が多様化する中で、Web会議、気分転換やリフレッシュスペースとしてもおすすめです。
・場所を選ばずに設置可能
床固定が不要、簡単組立でスピーディーに施工、移設可能です。
天井オープン仕様により、既存の設備を気にすることなく、どこでも気軽に導入できます。
・快適な空間にするために吸音パネルを設置
室内部分にもこだわり、音の反響を抑えるために標準で吸音パネルを設置しています。
電話対応やWeb会議でも声が聞き取りやすくなり、快適に作業できます。
まとめ
・個人ブースの導入には、新型コロナウイルス対策だけでなく、業務効率の向上など様々なメリットがあります。
・個人ブースの導入にあたっては、導入の目的と、導入後の使用ルールを明確に定めることが重要です。
・個人ブースには、様々なタイプがありますので、予算・目的に合わせて選定しましょう。
オフィスの個人ブースの導入を検討している方はぜひ一度サン・プランナーにお問い合わせください。
サン・プランナーでは、オフィスデザインのプロが、貴社の事業や使用目的、ご予算に合わせた個人ブースをご提案します。
もちろん、個人ブースの導入以外にも、オフィスデザイン・オフィス改装・オフィス移転などのご相談も可能です。ぜひお気軽にお声がけください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。