障害者の職業生活による支援が広まっています。現在、我が国の障害者雇用は2パーセントほどですが、障害者雇用促進の動きはますます活発化していくと言われています。すでに50名以上の雇用がある企業は、障害者を1人以上雇用することが義務づけられています。
(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jigyounushi/page10.html)※厚生労働省HPより『障害者の雇用』
今後、事業拡大をしていくという方も、障害者の雇用を考えているという方もバリアフリーに対応したオフィスづくりのポイントを確認してください。
バリアフリーオフィスのポイント
▶エントランス
エントランスのバリアフリーは段差をなくす、出入り口や廊下は車椅子が通れる十分な幅をとる、スロープを取り入れるなどです。バリアフリーだけではなく、高齢の方や小さなお子さま、台車やベビーカーを使用する際にも便利で気遣いが見られます。エントランスは企業の顔です。すべての方を気遣う優しいエントランスは、企業のイメージアップにも一役買うのではないでしょうか?
▶OAフロア
車椅子の通りやすさに配慮するのはもちろん、安全のためにもバリアフリーオフィスにOAフロアは必須です。また、足を引っ掛けてしまうことによる断線やケガ、OA機器の故障なども防止できます。
▶オフィス家具
日本オフィス家具協会の定める最適なオフィスデスクは720mmです。かつては700mmでしたが、障害者雇用促進や日本人の平均身長の変化から現在の720mmになりました。オフィス家具の選定を行う際にはぜひご参考ください。
(http://www.joifa.or.jp/useful/choose_desk.html)※日本家具協会HPより『安全・快適なデスクの選び方』
▶レイアウト
エントランスの際にもお話しましたが、通路は十分な幅を取りましょう。
たとえば車椅子の方の雇用をお考えなら、通路幅は最低でも90センチは必要です。デスクとデスクの間は、着席している方がいるとかなり狭くなりますので200センチメートル以上とれると理想的でしょう。また、各部屋の扉は開き戸ではなく、引き戸にすると出入りがよりしやすいです。
誰もが使いやすいオフィスへ
見ていただいた通り、上でお話したバリアフリーオフィスの提案は障害者の方に限らずすべての人が使いやすく、機能的なオフィスです。誰もが快適に使用できるデザインを意識し、オフィスづくりをしていけると良いですね。
サン・プランナーでは、バリアフリー・ユニバーサルデザインオフィスのご提案も行っております。お気軽にご相談ください。
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